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LTE-Advanced 3CA対応のモバイルルータ
「Aterm MR05LN」を発売
〜デュアルSIMの新機能「自動SIM切替」等により利便性を向上〜

2016/08/30


NECプラットフォームズは、LTE-Advanced(注1)サービスにおいて、3つの周波数帯を束ねて高速通信を可能にする3CA(注2)に対応したモバイルルータ「Aterm MR05LN」を9月1日より発売します。

「OCNモバイルONE」「IIJmioモバイルサービス」「楽天モバイル」「BIGLOBE LTE・3G」「イオンモバイル」「DMM mobile」(注3)等の通信サービスに対応しています。なお、これらの通信事業者や家電量販店などからも順次、販売開始されます。

新商品は、LTE-Advancedサービスに対応し、最大375Mbps(注4)の受信速度を実現しました。また、2枚のnanoSIMカードが挿入できるデュアルSIMの機能を強化し、時間や通信量等により自動でSIMが切り替わる「自動SIM切替」機能を搭載しました。本機能により、例えば「仕事用と個人用」、「定額とプリペイド」、「屋内と屋外」等、利用シーンに応じて自動でSIM切替が可能となるため、便利で安心なモバイルライフを楽しむことができます。

NECプラットフォームズは、今後もAtermシリーズの通信性能の向上、機能の充実、環境対応等、ワイヤレスネットワーク環境の高度化を通じて、快適で豊かな社会の実現に貢献してまいります。


Aterm MR05LN        
Aterm MR05LN            

  
【背景】

総務省によると、本年3月末時点の国内の移動系通信(携帯電話、PHSおよびBWA(注5))の契約数は1億6,276万件、このうちモバイルルータ等BWAの契約数は3,521万件(前期比+14.0%、前年同期比+80.9%)となっています(注6)。また、MVNO(仮想移動体通信事業者)サービスの契約数(注7)は1,269万件(前期比+9.1%、前年同期比+32.5%)と伸長し、BWAの契約数に占める比率は約36%となっています。
当社は、こうしたモバイル通信サービスの拡大を「一人が複数の通信サービスを契約する時代」と捉え、昨年7月にデュアルSIM対応のLTEモバイルルータ「Aterm MR04LN」を発売しました。
そして、新商品「AtermMR05LN」は、デュアルSIMをさらに使いやすく「自動SIM切替」等の新機能を搭載し、使用用途が多様化する中、利便性を向上させました。


品名 型番 販売価格 販売開始
Aterm MR05LN PA-MR05LN オープン価格 2016年9月1日
EX5C クレードル
(オプション)
PA-MR05L-EX5C オープン価格 2016年9月1日

新商品の特長

  1. 1.LTE-Advanced 3CA対応、最大375Mbpsの高速通信を実現
    LTE-Advancedに加え、3つの周波数帯を束ねる3CA対応により、最大375Mbpsの受信速度を実現しました。また、Wi-Fiは11ac・2ストリーム(最大867Mbps)対応により、スマートフォン、タブレット、ノートPCとの通信において、LTE-Advanced 3CA の高速通信を十分に活かすことができます。なお、docomo PREMIUM 4G™のサービスにおいては、最大337.5Mbpsの受信速度で、利用が可能です。
    また、「アドオンセル」(注8)、「周波数ダイバーシティ」(注9)の各方式に対応することで、LTE-Advanced 3CA の安定した高速通信が可能となります。

  2. 2.自動SIM切替、スムーズSIM切替により、利便性を向上
    ・自動SIM切替
    時間帯、通信量、クレードル装着有無等を判別して(注10)、自動的に2つのSIMを切り替えて使用することが可能です。例えば、時間帯や曜日を事前に設定することで、「会社名義SIM(仕事用)」と「個人名義SIM(個人用)」を、自動で切り替えて使用することが可能となります。
    ・スムーズSIM切替
    SIM切替時間が前モデル「AtermMR04LN」の約40秒から約10秒と、大幅に短縮されました。再起動なしで切替可能なため、Wi-Fiが切断することもなくなり、快適なSIM切替が可能となります。

  3. 3. スリムデザインでも、長時間利用が可能な大容量バッテリーを搭載
    厚さ11mmと、前機種「Aterm MR04LN」と同じスリムデザインを継承しながら、連続通信時間は最大約14時間、連続待機時間は最大約1,250時間(注11)にアップと長時間利用を実現しました。これにより、電池切れの不安なく日中の持ち歩きが可能となります。


NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。


注記

(注1) 3GPP(Third Generation Partnership Project)で標準化が進められているLTEをさらに高度化した次世代通信方式。
(注2) CAは「Carrier Aggregation」の略で、複数の周波数帯を束ねる技術。
3CAは3つの周波数帯を束ねることを意味する。
(注3)各サービスを提供する通信事業者と詳細は以下を参照。
NTTコミュニケーションズ株式会社「OCN モバイル ONE」
株式会社インターネットイニシアティブ「IIJmioモバイルサービス」(10月よりサービス名称を変更)
楽天株式会社「楽天モバイル」
ビッグローブ株式会社「BIGLOBE LTE・3G」
イオンリテール株式会社「イオンモバイル」
株式会社DMM.com「DMM mobile」
(注4)表記の速度は理論値であり、実効速度とは異なる。なお、以降の速度表記についても同様。 端末仕様としての数値。docomo PREMIUM 4G™のサービスにおいて2GHz+1.5GHz+800MHzの受信最大337.5Mbpsに対応。2GHz+1.7GHz+800MHzの受信最大375Mbpsには未対応。3.5GHz帯を利用したPREMIUM 4G™の受信最大370Mbpsには未対応。各通信事業者により、通信速度・エリアなどの提供サービスは異なる。
(注5)広帯域移動無線アクセスシステム。(Broadband Wireless Accessの略)
(注6) 総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成27年度第4四半期(3月末))より。 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000106.html
(注7)MNOであるMVNOの契約数を除いた数値。
(注8)広いエリアをカバーするマクロセル(広いエリアをカバーする大出力基地局)と狭いエリアをカバーするスモールセル(狭いエリアをカバーする小出力基地局)の2つの周波数帯を束ねることにより、効率的な通信が可能な「アドオンセル」に対応しているため、混雑しているエリアでも高速通信が可能。
(注9)電波状況の優れた基地局を優先し、電波が弱くなっても通信速度が低下するのを防ぐことが可能となり、安定した通信が可能。
(注10)事前設定が必要。切替時は通信を切断。データ通信量は目安であり、通信事業者が測定するデータ通信量とは異なる場合がある。
(注11)Aterm MR04LNと比較して、バッテリーは「2,300mAh」から「2,500mAh」に、連続通信時間はWi-Fi通信時「最大約12時間」から「最大約14時間」、連続待機時間はボタン操作によって起動する休止状態時「最大約1,000時間」から「最大約1,250時間」にアップ。


関連リンク

・「Aterm」は、日本電気株式会社の登録商標です。