No. 00064

Atermと端末との接続が安定しません、つながりません

公開日 2010/02/24 最終更新日 2023/01/25

回答

以下の確認を行い、状態が改善されるかご確認ください。

  1. プロバイダ提供機器[*1]とAtermをつないでいるLANケーブルの配線に間違いがないかご確認ください。

    [*1] ONU[回線終端装置]やHGW[ホームゲートウェイ]などのプロバイダ(または回線接続事業者)提供の通信機器

    プロバイダ提供機器とAtermをつないでいるLANケーブルは、必ずWANポートに接続してください。

    その際、WANポート差し込み口脇のWANランプが点灯していることもご確認ください。(一部の機種にはWANランプはついていません)

    また、LANケーブルが断線していないなど、問題がないことをご確認ください。

  2. Atermを再起動させ、状態が改善されるかをご確認ください。

    Atermをコンセントから外し、10秒ほど待ってからコンセントを差し直します。

    再起動完了までには、5分程度時間がかかります。

    その後、通信状態をご確認ください。

  3. Atermのファームウェアバージョンは、最新にしてご使用ください。

    最新バージョンに更新することで改善される場合があります。

    更新手順は、ファームウェアを最新バージョンに更新したいをご覧ください。

  4. Atermの設置場所の近くで端末(PC・スマートフォンなど)を使用して通信状態が改善されるかご確認ください。

    Atermは、棚の中など遮蔽物のある場所は避け、見通しの良い場所に設置してください。

    そのうえで、接続する端末をAtermの直接見える場所かつ、遮蔽物のない場所で通信状態をご確認ください。

    Atermの設置場所から距離や遮蔽物があり通信状態が安定しない場合は、より電波が遠くまで届く[*2]Wi-Fi親機またはWi-Fi中継機の設置などをご検討[*3]ください。

    [*2] アンテナ数が多いことや「ビームフォーミング」「MU-MIMO」などの機能を有していることなどが基準になります。

    [*3] 現在販売中の製品に関する特長・仕様を確認する場合は、 AtermStation(製品情報)をご覧ください。

  5. 2.4GHz帯側のSSIDに接続している場合は、同じ2.4GHz帯の電波を使用する機器をAtermから遠ざけて設置してください。

    2.4GHz帯の電波を使用する機器には、電子レンジ・コードレス電話・Bluetooth対応機器などがありAtermと電波干渉を起こします。

    これらの機器の近くにAtermを設置しないでください。

    なお、接続する端末が5GHz帯側のSSIDに接続できる場合は、接続先を5GHz帯側に変更して改善されるかご確認ください。

  6. Atermに接続している端末が複数台ある場合は、接続数を限定して改善されるかをご確認ください。

    Atermに接続している一部の端末が大量の通信を行っている場合、複数台が同時に大量の通信を行っているなどの場合は通信が安定しません。

    Atermに接続している端末を1台に限定した状態(他の接続端末の電源を落とした状態)で、通信が改善されるかご確認ください。

    改善が見られる場合は、1台ずつ接続台数を増やしていき、影響を与えている端末を特定の上、特定端末の設定を見直してください。

  7. AtermのWANポートに接続されているプロバイダ提供機器が既にルータ機能を使用している場合、Atermのルータ機能は停止(ブリッジモードに変更)してください。

    ルータ機能を二重で使用することで、処理が複数行われることにより、通信エラーが頻発したり、通信状態が不安定になることがあります。

    WANポート側に接続しているプロバイダ提供機器側でルータ機能を使用している場合は、Atermのルータ機能は停止(ブリッジモードに変更)してください。

    ルータ機能の停止方法は、ルータ機能を停止したい(ブリッジモードで使用したい)をご覧ください。

    なお、その場合の通信速度は、WANポート側に接続しているプロバイダ提供機器側の性能に準じます。

  8. IPv4 over IPv6(v6プラス・transix等)対応のAtermをご使用の場合は、動作モードの自動判定をオフにして改善されるかご確認ください。[*4][*5]

    IPv4 over IPv6(v6プラス・transix等)対応機種は、自動判定でいったん動作モードが確定しても、その後定期的に自動判定を行う場合があります。

    自動判定が定期的に行われ、回線が不安定に感じる場合は、以下の手順で自動判定を無効にしてください。

    1. クイック設定Webの『基本設定』画面で「自動判定」をOFFに変更

    2. 動作モードで自動判定時に設定されていた動作モードを選択して設定を保存

    [*4] ローカルルータモードのようなIPv4 over IPv6通信でない動作モードで使用の場合でも、自動判定をオフにすることで改善される場合があります。

    [*5] 掲載内容以外にもIPv4 over IPv6通信モード(v6プラスやtransixなど)で使用の場合、設定完了後もインターネット接続は行えるが安定せず、時折ACTIVEランプが点滅したり、再起動する場合があるにて、通信が不安定な場合の対処方法を掲載していますのであわせてご確認ください。

  9. チャネルの周波数を限定させることで、改善される場合があります。

    Wi-Fi機器が周辺に多く存在する場合は、電波干渉して通信が不安定になる場合があります。

    その場合、クイック設定Webの『Wi-Fi詳細設定』[*6][*7]画面から「オクタチャネル機能」「クワッドチャネル機能」「デュアルチャネル機能」[*8]のいずれか、またはすべてを無効にすることで通信が安定する可能性があります。

    [*6] 『Wi-Fi詳細設定』画面(一部機種では『無線LAN詳細設定』)には2.4GHz・5GHz・6GHzの画面があり、お使いのAtermにより選択の行えるものに差分があります。

    [*7] Wi-Fi 6E対応機種は『Wi-Fi基本設定』で「メッシュWi-Fi機能」をOFFにすることで選択できるようになります。(その際「バンドステアリング」も無効になります)

    [*8] 機種や通信帯域により「オクタチャネル機能」「クワッドチャネル機能」「デュアルチャネル機能」の中から選択ができるものに差分があります。

  10. 使用するチャネルを変更することで、改善される場合があります。

    Wi-Fi機器が周辺に多く存在する場合は、電波が干渉して通信が不安定になる場合があります。

    その場合、オートチャネルセレクトを無効にすることや、使用するチャネルを変更することで通信が安定する可能性があります。

    各機種の手順については、無線が不安定なので、無線チャネルの変更を行いたいをご覧ください。

    なお、一部の2.4Ghz/5GHz対応のネットワーク端末で2.4Ghz帯のみ接続でき、5GHz帯側のSSIDが見えない・つながらない場合があります。

    5GHz帯で使用できる帯域がW52帯のみの可能性がありますので、チャネルを変更する場合はW52帯での接続をお試しください。

    また、2.4GHz帯でも端末により12、13chを使用できない場合がありますので1〜11chを選択の上接続をお試しください。

  11. IEEE802.11ax(Wi-Fi 6やWi-Fi 6E)対応のAtermに接続する場合、IEEE802.11axを無効にすることで改善する場合があります。

    端末側でIEEE802.11axに対応していない場合や、対応していてもIEEE802.11axの一部仕様が適用していない端末の場合は、通信がつながらない・安定しない場合があります。

    クイック設定Webの『Wi-Fi詳細設定』[*9][*10]画面で、「11axモード」をOFF[*11]にして設定を保存して状況をご確認ください。

    例えば『Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)』画面で「11axモード」をOFFにして、『Wi-Fi詳細設定(5GHz)』画面ではOFFにしないとすれば、IEEE802.11ax未対応の端末は2.4GHz側へ接続、IEEE802.11ax対応の端末は5GHz側へ接続というように、使い分けることが可能です。

    [*9] 『Wi-Fi詳細設定』画面(一部機種では『無線LAN詳細設定』)には2.4GHz・5GHz・6GHzの画面があり、お使いのAtermにより選択の行えるものに差分があります。

    [*10] Wi-Fi 6E対応機種は『Wi-Fi基本設定』で「メッシュWi-Fi機能」をOFFにすることで選択できるようになります。(その際「バンドステアリング」も無効になります)

    [*11] Atermに接続する端末側によっては「11axモード」をOFFにしなくても、同画面の「拡張設定」(機種によっては「詳細な項目を表示」を押して「拡張設定」を表示させる必要があります)にある「TWT」をOFFにするだけで改善する場合があります。

  12. Atermに接続する端末の仕様・相性により、以下の機能を無効にすることで改善する場合があります。

    端末側の仕様・相性により、『Wi-Fi詳細設定』[*12][*13]画面の「拡張設定」にある以下の項目は無効にすることでAtermとの通信が改善される場合があります。

    「プロテクション機能」 … 接続する端末が少ない場合や、周囲に他の親機が存在しない場合にはOFFにしてください。

    「無線暗号化強化(PMF)」[*14]「256QAM」[*15]「A-MSDU」「U-APSD」「LDPC」[*15]「TWT」 … 端末側が未対応の場合は、いずれかまたは複数をOFFにすることで改善する可能性があります。

    [*12] 『Wi-Fi詳細設定』画面(一部機種では『無線LAN詳細設定』)には2.4GHz・5GHz・6GHzの画面があり、お使いのAtermにより選択の行えるものに差分があります。

    [*13] Wi-Fi 6E対応機種は『Wi-Fi基本設定』で「メッシュWi-Fi機能」をOFFにすることで選択できるようになります。(その際「バンドステアリング」も無効になります)

    [*14] 「WPA3-SAE」を含んだ暗号化モードで使用している場合はOFFにできません。

    [*15] IEEE802.11ax(Wi-Fi 6やWi-Fi 6E)対応のAtermでは、同画面の「11axモード」をOFFにすることで選択できるようになります。

  13. PPPoEルータモードまたはローカルルータモードの場合、IPv6動作モードを変更することで解決する場合があります。

    クイック設定Webの『基本設定』画面でIPv6動作モードを「使用しない」に変更することで解決する場合があります。

    「自動判定」がONの場合は変更できませんので、OFFに変更してから変更を行ってください。

  14. PPPoEルータモードでご使用の場合は、PPPキープアライブを有効にすることで改善する可能性があります。

    一部の機種では、PPPキープアライブが初期値で無効ですので、PPPoEルータモードで、これまで接続できていたインターネットに突然接続できなくなる  再接続をしたり、Atermの電源を入れ直すと再度接続が可能になるの内容をご確認の上、PPPキープアライブを有効にしてください。

  15. 以下の設定をAtermに行っている場合、SSIDが見えない・つながらない場合があります。

    端末のMACアドレスを登録してAtermの接続を制限している機能(「MACアドレスフィルタリング」「見えて安心ネット」)を有効にしている場合、端末の接続が行えない場合があります。

    また、この機能を使用している場合、スマートフォンのランダムMACやプライベートアドレスが有効ですとしばらく使用していると接続が行えなくなる可能性がありますので、スマートフォン・タブレットのMACアドレスを自動で変更されないようにしたい (ランダムMAC・プライベートアドレスを停止したい)をご覧の上、無効に変更して改めて設定を行ってださい。

    また、「ESS-IDステルス機能」が有効の場合は、端末からSSIDが表示されなくなりますので直接SSIDを入力して接続する必要があります。

  16. Aterm以外の原因も考えられます その1(回線側)

    LANポート搭載のパソコンをお持ちの場合は、プロバイダ提供機器に直接LANケーブルで接続して通信状況をご確認ください。

    また、プロバイダ提供機器の再起動もお試しください。

    その上で通信状態が安定しない場合は、プロバイダ提供機器または回線側に問題がありますのでプロバイダに状況をご説明ください。

    夜や休日などのインターネット利用者数の多い時間帯・メンテナンス、接続先のアクセス集中などの原因も考えられます。

    なお、使用しているLANケーブルにも断線などの問題がないことをご確認ください。

    LANケーブルについては、Atermに付属しているLANケーブルと同カテゴリ(カテゴリ5eストレート 機種によりカテゴリ6aストレート)のものをご使用ください。

  17. Aterm以外の原因も考えられます その2(端末側)

    OSやWi-Fiドライバは最新にして接続をお試しください。

    端末にWi-Fi接続ソフト(パソコン付属のものやプロバイダ提供のもの)などを複数インストールしている場合は、1つに限定するか、すべて削除の上OS標準の方法で接続をお試しください。

    また、セキュリティソフトやファイアウォールの影響で動作が不安定になる場合があります。

    これらの設定や対処については、端末メーカーへご確認ください。

より良いサポート情報ご提供のため、アンケートにご協力をお願いいたします。

この情報は役に立ちましたか?

対象機種

WX1500HP、WX3000HP、WX3000HP2、WX3600HP、WX4200D5、WX5400HP、WX6000HP、WX7800T8、WX11000T12

WG1200CR、WG1200HP3、WG1200HP4、WG1200HS3、WG1200HS4、WG1800HP4、WG1900HP2、WG2600HP3、WG2600HP4、WG2600HS、WG2600HS2

WF1200CR

以下の機種は、サポート期間が終了しましたので、Q&Aの更新も終了しました。

日々報告される脆弱性問題に対してセキュリティを確保し、本来持つ性能を十分に発揮させ、より安全にお使いいただくため、最新の製品への買い替えをお奨めいたします。

販売中のAterm製品につきましては、「製品情報」をご覧ください。

なお、更新を停止しているため、最新の環境や端末でご使用の際、掲載内容の対処を行っていただいても解決しない場合もあります。

WG300HP、WG600HP、WG800HP、WG1200HP、WG1200HP2、WG1200HS、WG1200HS2、WG1400HP、WG1800HP、WG1800HP2、WG1800HP3、WG1900HP、WG2200HP、WG2600HP、WG2600HP2

WF300HP、WF300HP2、WF800HP、WF1200HP、WF1200HP2

W300P、W500P

WR1200H、WR4100N、WR4500N、WR6600H、WR6650S、WR6670S、WR7800H、WR7850S、WR7870S、WR8100N、WR8150N、WR8160N、WR8165N、WR8170N、WR8175N、WR8200N、WR8300N、WR8370N、WR8400N、WR8500N、WR8600N、WR8700N、WR8750N、WR9300N、WR9500N