新5GHz帯 Q&A

最終更新日:2011年5月31日
このページを印刷する

4チャネルから合計8チャネルに!従来の11aで使用していた4チャネルは日本独自のものでしたが、この4チャネルが諸外国で使用されているものと同じ割当に変更されます。

それに加えて、新しく4つのチャネルが追加され、合計8チャネルが利用可能となり、より広い周波数帯域をご利用いただけるようになります。

現在出荷されている従来の11a(J52)規格の製品について

Q :現在使用中の機器は、総務省令の施行以降もそのまま使用できますか?

A :省令施行後も、お客様所持の11a(J52)機器は、無期限にご使用いただけます。バージョンアップを行わなくても使用可能です。

Q :現在使用中の機器は、省令施行後も提供を受けることはできますか?

A :省令施行前よりご提供の製品は、そのまま提供が可能です。

現在の11a(J52)対応機器をご使用中のお客様のご利用ニーズにお応えするため、省令施行後も当面の間、一部の現行製品の提供を継続する予定です。

現在使用されている従来の11a(J52)規格の製品について

Q :新11a(W52/W53)対応の製品は、従来の11a(J52)機器とはつながらないのですか?

A :「新しい「IEEE802.11a」と従来の「IEEE802.11a」の接続は?」にてご確認ください。

従来の11a(J52)製品の新チャネル(W52)対応のバージョンアップについて

Q :現在使用中の11a(J52)製品を、新チャネル(W52)対応にするにはどうしたらよいですか?

A :従来の11a(J52)対応無線LANアクセスポイント(親機)の新方式11a(W52)への書き換えサービスは、2011年5月31日午後12時をもちまして終了となりました。

上記期日までに書き換えを実施されなかった場合は、以後11aで通信を行う際11a(J52)未対応製品とは通信を行うことができません。11g/bを使用して通信を行って下さい。

全般・その他

Q :新チャネルへの移行により、どのようなメリットがあるのですか?

A :今回の改正で国際的に分配されたチャネルに準拠することになり、利用周波数帯が増え、利用できるチャネルが現在の4チャネルから8チャネルに拡大されます。

ただし「W53」の追加4チャネルはDFSによるレーダーの干渉電波検出のため、1分間の通信できない時間があります。

※DFS:レーダーの干渉波を検出し自動的にチャネルを変更する仕組みです。

Q :2.4GHz帯の11b/11g規格の利用に影響がありますか?

A :今回の改正は5GHz帯の変更であり、2.4GHz帯の11b/11g規格には影響ありません。

Q :従来の11a(J52)対応製品と新11a(W52/W53)対応製品に、機能的な差はありますか?

A :利用できる周波数/チャネルが異なる以外は、機能的/性能的な差はありません。

ただし、新チャネルに対応した無線LANクライアントでの、従来チャネル「J52」利用はパッシブスキャンのみであり、「J52」を用いたアドホックモード通信は行えません。

パッシブスキャン :無線LANアクセスポイントからの電波を一定時間受信して、使用チャネルを確認した後に初めて電波を送信して接続を行う方法。それに対し、自分から電波を送信して無線LANアクセスポイントを検索し、接続を行う方法はアクティブスキャンです。

Q :従来の11a(J52)対応製品と新11a(W52/W53)対応製品を混在して利用することはできますか?

A :相互通信はできませんが、それぞれの組み合わせでご利用いただくことは可能です。

ただし、従来チャネル・新チャネルのどちらから見ても、もう片方の通信(「J52」から見た「W52」、もしくは「W52」から見た「J52」)がノイズとなり通信性能が悪くなります。

どちらか片方のみのご使用を推奨いたします。

» このページのトップへ戻る