NAT(Network Address Translator)とは、インターネット上で使われる グローバルIPアドレス(インターネット上で1つしかないIPアドレス)と プライベートIPアドレス(LAN内で任意に設定できるIPアドレス)を 変換する機能です。
ルータがインターネットに接続するときは、プライベートIPアドレスを ブロードバンド接続事業者から割り当てられた グローバルIPアドレスに変換してインターネットに送ります。
インターネットからのデータは、プライベートIPアドレスに変換して LANに送ります。
NATを使うと、LANのパソコンすべてにグローバルIPアドレスを割り当てる 必要がないので、IPアドレスを節約できるだけでなく、 LANをインターネットから隔離できるのでセキュリティも向上します。

アドバンスドNATとは、TCP(IPの上位プロトコル)やUDP(プロトコル)のポート番号も 変換して、1つのグローバルアドレスを複数のプライベートアドレスに変換 できるようにした機能です。
これにより、1つのグローバルIPアドレスで、プライベートIPアドレスを持つ複数の パソコンが同時に接続できます。

プライベートIPアドレスを固定にする場合は、ポートマッピングで設定します。

●IP マスカレード
1つのグローバルIPアドレスを利用して、LAN内のプライベートIPアドレスを持つ複数の パソコンをインターネットに接続できる機能です。
IPマスカレードの場合は、グローバル側からローカル側のパソコンのいずれかを 指定してアクセスを開始することはできません。
グローバル側からのアクセスを行いたい場合は、ポートマッピングが 有効です。
 
●IPアドレス
IPアドレスとは、ネットワーク上でパソコンを識別する番号です。
この番号によって通信先の相手を特定できます。
「192.168.0.1」のようにピリオドをはさんだ4つの数字で表します。
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