2.ネットワーク設定-IPv6ホスト公開設定

IPv6ホストの公開に関する設定を行います。
本商品では、[IPv6ホスト公開エントリ]のパターンを最大20個設定できます。

<ご注意>

  • 通常は[IPv6ホスト公開デフォルト設定]を「遮断」のままにし、公開したいホストについてエントリを追加して使用してください。「公開」にした場合、すべてのホストが外部に公開されるため、セキュリティが低くなるのでご注意ください。

※ 「クイック設定Web」画面に表示されているボタンについての説明はこちら


■IPv6ホスト公開設定

画面例

[IPv6ホスト公開デフォルト設定]

LAN内のすべてのIPv6ホストに対する設定を行います。
設定値を選択・入力したあと、[設定]をクリックし、[保存]で確定してください。

動作
すべてのLAN側ホストへのIPv6パケット通信に対する動作を、「公開」、「遮断」から選択します。
  • 公開

    IPv6パケットをすべて通します。

  • 遮断

    IPv6パケットを拒否します。

<ご注意>

  • 「公開」に設定した場合、すべてのホストが外部に公開されるため、セキュリティが低くなります。通常は「遮断」を選択し、公開したいホストをエントリ追加してご利用ください。

[IPv6ホスト公開エントリ]

IPv6ホスト公開設定の一覧を対象インタフェースごとに表示します。特定の条件を満たすWAN側からの通信を、LAN側の特定端末に取り次ぐことができます。LAN側へのサーバ設置などの際に利用できます。
[追加]をクリックすると[IPv6ホスト公開設定 エントリ追加]に進みます。

優先度
本エントリの優先度を表示します。
動作
LAN側ホストへのIPv6パケット通信に対する動作を表示します。
IPv6アドレス/MACアドレス
「動作」(公開/遮断)の設定を適用するLAN側ホストのIPv6アドレスまたはMACアドレスを表示します。
プロトコル
公開の対象とするプロトコルを表示します。
ポート番号
「プロトコル」が「TCP」、「UDP」の場合、公開の対象とするポート番号を表示します。
編集

設定したエントリがある場合、指定したエントリを編集します。
[編集]をクリックすると[IPv6ホスト公開設定 エントリ追加]に進みます。

削除

設定したエントリがある場合、指定したエントリを削除します。

<IPv6ホスト公開設定 エントリ項目の削除方法>

[IPv6ホスト公開エントリ]のエントリ一覧に表示されているエントリの中から、削除したいエントリの[削除]をクリックすることで削除できます。


■IPv6ホスト公開設定 エントリ追加

画面例

[IPv6ホスト公開エントリ追加]

LAN内のIPv6ホストごとに公開方法を設定します。
設定値を選択・入力したあと、[設定]をクリックし、[保存]で確定してください。

優先度
本エントリの優先度を入力します。エントリが複数ある場合は、数字の小さいエントリに設定された条件を優先的に適用します。入力できる値は、1~20です。
動作(初期値:遮断)
設定するIPv6ホストの、IPv6パケット通信に対する動作を、「公開」、「遮断」から選択します。
  • 公開

    設定するIPv6ホストのIPv6パケットを通します。

  • 遮断

    設定するIPv6ホストのIPv6パケットを拒否します。

ホストの指定
設定するIPv6ホストをIPv6アドレスとMACアドレスのどちらで指定するかを選択します。
  • IPv6アドレス指定

    設定するIPv6ホストをIPv6アドレスで指定します。

  • MACアドレス指定

    設定するIPv6ホストをMACアドレスで指定します。

IPv6アドレス
「ホストの指定」で「IPv6アドレス指定」を選択した場合に設定します。
設定するIPv6パケットを受信した場合の宛先となるLAN側ホストのIPv6アドレスを指定します。
(IPv6アドレスは省略表記も使用可能)
「any」をチェックすると本商品のLAN内すべてのホストが対象となります。
IPv6アドレスは、次の形式で入力してください。
xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/128
(1箇所の指定:省略表記も指定可能)

または

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/nnn
(1~128のビット数でネットマスク指定)

<ご注意>

  • 「動作」で「公開」にチェックした場合、「any」をチェックすると本商品のLAN内のセキュリティが低くなります。通常はIPv6アドレスを指定してご使用ください。
MACアドレス
「ホストの指定」で「MACアドレス指定」を選択した場合に設定します。
設定するIPv6パケットを受信した場合の宛先となるLAN側ホストのMACアドレスを指定します。
プロトコル
IPv6ホスト公開エントリで対象とするIPv6パケットのプロトコル種別を選択します。
  • IPv6すべて

    IPv6パケットすべてを処理します。
    IPv6パケットであれば、TCP、UDPも対象になります。
  • TCP

    TCPを処理します。

  • UDP

    UDPを処理します。

  • その他

    TCP、UDP以外のプロトコルを指定したい場合に使用します。
    フィルタ対象にしたいプロトコル番号を、0~255の範囲で入力します。

ポート番号
「プロトコル」で「TCP」「UDP」「その他」を選択した場合に設定します。
「any」または、0~65535のポート番号を指定します。
 ・xxxxx(単一ポートの指定)
 ・sssss-eeeee(範囲指定)
 ・any(全ポート指定)
 

<お知らせ>

  • パソコンのIPアドレスの参照は、下記の方法で行います。

    ※ ご利用の環境によっては、IPv6アドレスが定期的に変化することがありますのでご注意ください。

    <Windows(R)の場合>
    1. (1) 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押し、表示された一覧から[Windows PowerShell]または[コマンドプロンプト]をクリックする

      ※ Windows(R) 11の場合は、[スタート](Windows(R)のロゴボタン)を右クリックし、[Windows ターミナル]をクリックします。

    2. (2) "ipconfig /all"を入力し、[Enter]キーを押す
  • Windows(R)のパソコンで本機能の設定をするときは、一時IPv6アドレスを無効にすることが必要な場合があります。