PPTP(Point-to-Point トンネリング プロトコル)による仮想プライベートネットワーク (VPN : Virtual Private Network)接続を使用することによって、インターネットを 経由して LAN側のPPTPクライアントからWAN側のPPTPサーバへアクセスすることが 可能です。
また、LAN側のPPTPサーバへWAN側のPPTPクライアントからアクセスするように設定する ことも可能です。

例えば、<利用例1>では、自宅からインターネット経由で会社の ネットワークにアクセスすることができます。
<利用例3>のように、自分のネットワークに外部のパソコンからアクセス させることもできます。

また、PPTP は、TCP/IPベースのデータネットワーク上にVPNを作成することによって、 リモートコンピュータからプライベートサーバーへのセキュリティで保護された データ転送を可能にします。

<利用例1>
本商品に接続したPPTPクライアントからPPTPサーバに接続する


<利用例2>
本商品に接続したPPTPクライアントからそれぞれ別のPPTPサーバに接続する


<利用例3>
本商品に接続したPPTPサーバに接続する


PPTPサーバにすることができるのは、Windows(R) XP/2000 Professional の パソコンのみです。
(2003年5月現在 弊社確認)
本商品に接続できるPPTPサーバは1台のみです。
 

<お知らせ>
  • Macintosh の場合は、PPTP通信ソフトウェアがサードパーティより 提供されています。

  • PPTP機能のサポート状況および設定方法の詳細は、それぞれのメーカに お問い合わせください。

  • 「PPTPクライアント側をWindows(R) Me/98 でお使いの場合は、 クライアント側とサーバ側のネットワーク体系が同じ(例サーバ側/クライアント側 共に192.168.0.X)環境では、動作の保証ができません」

 
設定方法
<利用例1,2>の場合と<利用例3> の場合では、設定方法が異なります。

WAN側のPPTPサーバへアクセスする場合のLAN側のPPTPクライアントの設定
(<利用例1,2>の場合)

<利用例1,2>の場合、本商品に設定する必要はありません。
下記に<利用例1>の場合で、パソコンへの設定の一例を説明します。
なお、これらパソコンに関することは、それぞれのメーカへお問い合わせください。

Windows(R) XP が、PPTPクライアントの場合
Windows(R) 2000 Professional が、PPTPクライアントの場合
Windows(R) Me が、PPTPクライアントの場合
Windows(R) 98 が、PPTPクライアントの場合
 
WAN側のPPTPクライアントからのアクセスをLAN側のPPTPサーバで受ける場合の設定
(<利用例3>の場合)

LAN側のPPTPサーバへWAN側のPPTPクライアントからアクセスする場合は、 本商品へポートマッピングの設定が必要です。
LAN側に設置するPPTPサーバをポートマッピング機能で、WAN側からアクセス可能に します。
下記に設定手順を示します。

●「クイック設定Web」●
1. 「詳細設定」のプルダウンメニュー 「ポートマッピング設定」で設定する
2. 「NATエントリ編集」画面でエントリ番号を選択する
3. 変換対象ポートに「1723」を入力する
4. 変換対象プロトコルから「TCP」を選択する
5. 宛先アドレスにPPTPサーバのIPアドレスまたはMACアドレスを入力する
<利用例3>のようにPPTPサーバのIPアドレスが[192.168.0.2]の場合は、 [192.168.0.2]を入力します。
6. [編集]をクリックする
7. 「NATエントリ」画面で[最新状態に更新]をクリックする
登録した内容が表示されます。
8. 使用するエントリ番号をチェックする
9. [適用]をクリックする
10. [登録]をクリックし、本商品を再起動する
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