DMZホスト機能
DMZホスト機能とは、外部(インターネット)からアクセス可能となるホストを指定する機能です。
本商品では、DNSサーバ、メールサーバ、Webサーバなどの各種サーバを外部(インターネット)に公開する場合や、ネットワークゲームなど多数のTCP/UDPポートを使用するアプリケーションを使用する場合に、DMZホストを設定することで利用可能となることがあります。

DMZホストを設定していないLAN側ホストは、本商品のアドバンスドNAT機能により外部(インターネット)からの接続は受け付けない状態になっておりますが、DMZホストに設定したホストには、外部(インターネット)からのパケットが全て転送されることになります。
そのため、インターネットに直接接続されている場合に近い状態となりセキュリティが低下しますので、ご注意ください。
<ご注意>
  • DMZに設定したホストには、十分なセキュリティ対策を行ってご利用ください。
    ファイアウォール機能を持つセキュリティソフトウェアなどの利用
    重要なデータを保存しないなど

■設定方法
DMZホスト機能は様々な目的に使用することが可能ですが、ここでは初期状態(初期状態)のネットワークに下図のようなサーバ(DMZホストパソコン)を設置する方法を説明します。

[設定例]
本商品のIPアドレスが192.168.0.1、サブネットマスクが255.255.255.0
DMZホストパソコン側のIPアドレスは192.168.0.40〜192.168.0.254で固定して設定してください。
ここの例では、DMZホストパソコンのIPアドレスを192.168.0.40として設定
「クイック設定Web」
1. DMZホストを設定する
「詳細設定」-「その他の設定」の「DMZホスト設定(IPv4設定)」で設定する。
−設定例での場合−
DMZホスト機能 「使用する」にチェック
DMZホストのIPアドレス 「DMZホストパソコン」のIPアドレスを入力(設定例192.168.0.40)
   
2. 複数のサーバを運用するときは、IPv4ポートマッピングで設定する
「詳細設定」-「IPv4ポートマッピング設定」を参照してください。

「クイック設定Web」で「DMZホストのIPアドレス」に割り振ったIPアドレス以外のIPアドレスをIPv4ポートマッピングで設定します。
 例)
公開パソコンA 「クイック設定Web」で設定したDMZホストのIPアドレス(192.168.0.40)
公開パソコンB IPアドレス(192.168.0.41)を公開したい場合、「DMZホストパソコンB」のIPアドレス(192.168.0.41)をIPv4ポートマッピングの設定で行います。
IPv4ポートマッピングで設定したデータは「公開パソコンB」に、それ以外のデータはすべて「公開パソコンA」に送信されます。
 
 

<お知らせ>

  • 「DMZホストパソコン」のIPアドレスは、固定しておいてください。
    IPアドレスを固定する方法は、次の2つがあります。

    (1) DHCPv4固定割当で固定する

    「詳細設定」-「LAN側設定(IPv4設定)」-[DHCPv4サーバ]で「DHCPv4サーバ機能」を「使用する」にチェックする
    「詳細設定」-「DHCPv4固定割当設定」でIPアドレスを固定する

    (2) IPアドレスを固定する

    DHCPv4サーバ機能によりIPアドレスが自動的に割り当てられないように、IPアドレスを固定する
         
      DHCPの割り当て範囲外でIPアドレスを指定してください。
      パソコンが使うDNSサーバのアドレスを設定していない場合、本商品の「クイック設定Web」にアクセスするには、WWWブラウザのアドレスにIPアドレス(初期値は192.168.0.1)を入力してください。
      設定方法は使用OSにより異なりますので、 下記を参照してください。
         
      Windows(R) 8.1/8の場合
      Windows(R) 7の場合
      Windows Vista(R)の場合
      Windows(R)XPの場合
      Mac OS の場合
 
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