暗号化
暗号方式には以下の3つの方式があります。
● WEP
● WPA-PSK
● WPA2-PSK

■WEP
WEPとは、ユーザーが指定した任意の文字列(暗号化キー)を無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)に登録することによって、暗号化キーが一致した場合のみ通信ができるようになる機能です。
無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)との間で送受信される無線通信データを暗号化して保護し、第三者からの傍受や盗聴から守ります。


   [128bitWEP]     >     [64bitWEP]の順で強い暗号がかかります。
        強  ← [暗号強度]  →  弱
WEPに対応している無線LAN端末(子機)はこちら
 
<お知らせ>

  • 同一無線ネットワークにおいて、64bitWEPと128bitWEPの混在はできません。

  • WEP機能は、完全に傍受や盗聴から守ることを保証するものではありません。セキュリティを向上させる機能のひとつであるこということをご理解いただきご使用ください。

  • WEPを使用する場合、無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)の設定は同じにする必要があります。

■WPA-PSK/WPA2-PSK
WPA(Wi-Fi Protected Access)/WPA2(Wi-Fi Protected Access2)は、現在無線LANで広く使われている通信暗号化方法「WEP」を置き換える、より強固な暗号化方法です。
WPA/WPA2で使われるTKIP(Temporal Key Integrity Protocol)は、その暗号鍵を一定時間ごとに、自動的に変更するので、不正な解読が困難になります。
WPA/WPA2で使われるAES(Advanced Encryption Standard)は、128/192/256bitの暗号化キーを用いる次世代の標準暗号化方式です。
WPA-PSK(Wi-Fi Protected Access Pre-Shared Key)/WPA2-PSK(Wi-Fi Protected Access2 Pre-Shared Key)は、WPA/WPA2セキュリティ設定の1つです。
Pre-Shared Keyを 使って認証を行うので、認証サーバを用意しなくてもWPA/WPA2セキュリティ設定を使用できます。

WPA/WPA2-PSK(TKIP)とは
無線LAN端末別にWPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(TKIP)の各モードから、対応している暗号方式を自動選択するモードです。
WPA/WPA2-PSK(AES)とは
無線LAN端末別にWPA-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES)の各モードから、対応している暗号方式を自動選択するモードです。

[AES]   >   [TKIP]   >   [WEP] の順で強い暗号がかかります。
  強   ←  [暗号強度]  →  弱
WPA-PSK/WPA2-PSKに対応している無線LAN端末(子機)はこちら

暗号化
 
<お知らせ>
  • 本商品では2つのネットワーク名(SSID)、プライマリ/セカンダリが利用可能です。
    それぞれのネットワーク名に対して、異なるセキュリティ設定(暗号化機能、ESS-IDステルス機能、MACアドレスフィルタリング機能)ができます。
    ※マルチSSIDについて詳細はこちら

  • Windows(R) 7、Windows Vista(R)およびWindows(R) XP(SP3)搭載のパソコンでご利用の場合のみ、WPA-PSK/WPA2-PSK(TKIP)、WPA-PSK/WPA2-PSK(AES)モードをご利用になれます。

  • 暗号化の設定は必ず無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)、(無線LAN端末(子機)を使用するパソコン)で同じ設定にしてください。

  • 暗号化キーは無線LANアクセスポイント1つにつき1つだけ使用します。複数の無線LAN端末(子機)を使用する場合、すべての無線LAN端末(子機)に無線LANアクセスポイントと同じ暗号化キーを設定してください。
 
<注意事項>
  • 1つのネットワークで利用できる暗号化方式は、1つです。混在はできません。
    また、WPA-PSK/WPA2-PSKをご利用になるには、対応した無線LAN端末(子機)が必要です。

■設定方法
無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)それぞれに暗号化を設定をする必要があります。
本商品は、出荷時に暗号化設定がされています。
出荷時の設定については本商品裏面に貼付しています。
 
[無線LANアクセスポイント(親機)の暗号化を設定する]
「クイック設定Web」
「無線LAN設定」-「無線LAN設定」の「暗号化」で設定する

「Windows Vista(R)およびWindows(R) XPの[ワイヤレスネットワーク接続]」での暗号化を
設定する
● Windows(R) 7の場合
● Windows Vista(R)の場合
● Windows(R) XPの場合

[らくらく無線スタートを使う場合]
「つなぎかたガイド」に従って設定を行ってください。

<お知らせ>
  • 無線LANアクセスポイント(親機)に暗号化設定がされていない場合は、らくらく無線スタートでの設定はできません。

  • ご利用可能な無線LAN端末(子機)についてはこちらを参照ください。

  • 無線LANアクセスポイント(子機)で「MACアドレスフィルタリング機能」を利用しているとき
    設定する無線LAN端末(子機)が登録されていない場合は、らくらく無線スタートでの無線設定登録のときに、MACアドレスフィルタリングにも新たに登録されます。
    ただし、MACアドレスフィルタリングのエントリが制限数いっぱいに登録されている場合は、らくらく無線スタートは失敗になります。

  • 無線LANアクセスポイント(親機)で「ESS-ID ステルス機能(SSIDの隠蔽)」を「有効」に設定している場合でもらくらく無線スタートでの設定をすることができます。

[らくらく無線スタートEXを使う場合]
本商品に添付のCD-ROM(ユーティリティ集)をCD-ROMドライブにセットし、「メニュー画面」が表示されたら、[Aterm 以外の子機(無線LAN内蔵パソコン)で「らくらく無線スタートEX」から接続設定する]の[CLICK]をクリックして設定を行う
詳細はこちらをご参照ください。
無線LAN内蔵パソコン(Windows(R) 7、Windows Vista(R)およびWindows(R) XP(SP3)搭載)および、Windows(R) 7、Windows Vista(R)または、Windows(R)XP(SP3)を適用したパソコンで、
WL300NC-G/WL300NC/WL130NC/WL54AG/WL54SC2/WL54SC/WL300NU-AG/
WL300NU-G/WL54SU2/WL54SU/WL54TU/WL300NE-AG/WL54SE2/WL54SE/
WL54TE
以外の無線LAN端末(子機)や、他社製の無線LAN端末(子機)をご利用の場合に使用することができます。

<お知らせ>
  • 無線LAN端末(子機)を同じパソコンに複数同時に使用することはできません。
    また、他のネットワークデバイス(ETHERNETポートデバイスなど)とも同時に使用することはできませんので、1台のパソコンに対して使用するネットワークデバイスは1つだけにしてください。

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