DHCPサーバ機能
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能とは、LAN上のパソコンが起動すると、その都度、IPアドレスなどのネットワーク利用に必要な設定情報を、本商品から各パソコンに自動的に割り当てる機能です。
これにより、各パソコンでネットワークの詳細な設定を行わなくても、LANやインターネットに接続することができます。
auひかりTVサービスをご利用の方は、必ずDHCPサーバ機能を使用してください。

ネットワーク構成例
 
本商品では下記のパラメータが設定可能です。

アドレス割当パターン
下記割り当てパターンを選択できます。
−自動設定(初期値):空きアドレスを自動的に検索し、IPアドレスを割り当てます。
−手動設定(DHCPエントリを使用):「DHCP除外設定」で設定されたアドレス割当パターンが使用されます。


自動設定時の割当数
アドレス割り当てパターンで「自動設定」を選択したときにクライアントに割り当てるIPアドレスの上限数を1〜64で指定します。


WINSサーバアドレス
DHCPクライアントに通知するWINSサーバアドレスを設定します。

■設定方法
「クイック設定Web」
「詳細設定」-「LAN側設定」の「DHCPサーバ」で設定する
割り当てるIPアドレスの範囲を設定したいときは、「詳細設定」-「DHCP除外設定」で設定してください。
 
<お願い>
  • LANに別のDHCPサーバがある場合やDHCPを使用せずに運用する場合には、「LAN側設定」で「DHCPサーバ機能」の「使用する」のチェックをはずし、パソコンのネットワークの設定で下記の設定をする必要があります。

    [Windows(R) の場合]
    「次のIPアドレスを使う」にチェックする
    IPアドレス 本商品のLANサブネット内のIPアドレスを入力する(他のホストのIPアドレスと重複しないこと)
    サブネットマスク 255.255.255.0
    デフォルトゲートウェイ 本商品のIPアドレスを指定する
    「次のDNSサーバのアドレスを使う」にチェックする
    優先DNSサーバ 本商品のIPアドレスを指定する

    [Mac OS の場合]
    IPアドレス 本商品のLANサブネット内のIPアドレスを入力する(他のホストのIPアドレスと重複しないこと)
    サブネットマスク 255.255.255.0
    ルータ 本商品のIPアドレスを指定する

  • LAN側設定で[IPアドレス/ネットマスク]を変更した場合は、それらの設定に合わせて[DHCPサーバ]および 「詳細設定」-「DHCP固定割当設定」「DHCP除外設定」も変更してください。
    正しく設定しないとパソコンなどが本商品と通信できなくなります。

  • DHCP除外設定

    DHCPサーバでクライアントに配布するIPアドレスから、除外するアドレスを指定することが可能です。

    除外エントリは2エントリまで追加可能。

    次のような使い方が可能。
    割当先頭アドレス 192.168.0.2 割当数 64 であれば

    192.168.0.2〜192.168.0.65 までがDHCPサーバで配布されます。
    ここで除外エントリを
    先頭 192.168.0.5 除外数 5 とすると、

    192.168.0.5〜192.168.0.9 までの5つのIPアドレスがDHCPサーバ配布エントリから除外され、配布されなくなります。

    この例では本商品のDHCPサーバが配布する最大配布数は64個なので、除外エントリはその配布プールの中から指定する必要があります。

  • DHCP固定割当設定

    DHCPサーバでクライアントに配布するIPアドレスを、特定のMACアドレスには特定のIPアドレスを配布する指定が可能です。

    最大設定エントリは20件まで追加可能。

    MACアドレスが  00:0d:02:01:01:01  の端末に
    IPアドレスを 192.168.0.5 を固定的に割り当てたい場合、

    上記のパラメータを組合わせで指定すると、
    00:0d:02:01:01:01 の端末には常に 192.168.0.5 が割り当てられることになります。

    指定するIPアドレスはIPアドレスプールの中から指定する必要があります。
 
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