無線暗号化を設定する(WPA-PSK)
■WPA-PSK
WPA(Wi-Fi Protected Access)は、現在無線LANで広く使われている通信暗号化方法「WEP」を置き換える、より強固な暗号化方法です。
WPAで使われるTKIP(Temporal Key Integrity Protocol)は、その暗号鍵を一定時間ごとに、自動的に変更するので、不正な解読が困難になります。
AES(Advanced Encryption Standard)は、128/192/256bitの暗号化キーを用いる次世代の標準暗号化方式です。

WPA-PSKに対応している無線LAN端末(子機)
WL54AG/WL54SC/WL54TE/WL54SE/WL54TU/WL54SU
 
暗号化

■設定方法
暗号化を行う無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)それぞれに設定をする必要があります。
ワイヤレスセットの場合、出荷時に暗号化設定がされています。
出荷時の設定については無線LANアクセスポイント(親機)底面のラベルに記載されています。
 
[無線LANアクセスポイント(親機)の暗号化を設定する]
「クイック設定Web」
1. 「無線LAN設定」のプルダウンメニュー「無線LAN詳細設定」の「暗号化モード」で設定する
 

 
[無線LAN端末(子機)の暗号化を設定する]
「サテライトマネージャ」
サテライトマネージャの「ネットワーク一覧」タブ-[設定]-「ワイヤレスネットワークの設定」-[暗号化]で設定する
「ネットワーク一覧」タブ−「親子同時設定」−「親子同時設定」-「暗号化モード」で無線LANアクセスポイント(親機)・無線LAN端末(子機)同時設定をすることもできます。
 

 
「クイック設定Web(ETHERNETボックス(WL54TE)の場合)」
「クイック設定Web」-「暗号化設定」で設定する
 

 
「Ethernetボックスマネージャ(ETHERNETボックス(WL54TE)の場合)」
1. Ethernetボックスマネージャを起動する
2. [接続設定]をクリックする
3. 「ワイヤレスネットワークの設定」-[暗号化]で設定する
4. [子機のみ設定]をクリックする
[親機のみ設定]または[親機 & 子機設定]をクリックして、無線LANアクセアスポイント(親機)のみの設定、無線LANアクセスポイント(親機)・無線LAN端末(子機)同時の設定変更をおこなうこともできます。
 

 
[らくらく無線スタートを使う場合]
「つなぎかたガイド」に従って設定を行ってください。
WL54AGWL54SCWL54TEWL54SEWL54TUWL54SUを無線LAN端末(子機)として使う場合に使用することができます。
 

 
[らくらく無線スタートEXを使う場合]
1. 本商品に添付のCD-ROM(ユーティリティ集)をCD-ROMドライブにセットし、「メニュー画面」が表示されたら、Aterm 以外の子機(無線LAN 内蔵パソコン)で「らくらく無線スタートEX」から接続設定する]の[CLICK]をクリックし、「取扱説明書」に従って設定を行う
詳細は「取扱説明書」をご参照ください。
無線LAN内蔵パソコン(Windows(R) XP(Service Pack2)搭載)および、Windows(R) Service Pack2を適用したパソコンで、WL54AG/WL54SC/WL54TE/WL54SE/WL54TU/WL54SU以外の無線LAN端末(子機)や、他社製の無線LANカードをご利用の場合に使用することができます。
WL54AG/WL54SC/WL54TU/WL54SUは、ご使用のパソコンがWindows(R) XP(Service Pack2以降)の場合に、「らくらく無線スタートEX」がご使用になれます。ただしその場合は、サテライトマネージャを終了してから設定してください。
<お知らせ>
  • 『らくらく無線スタート』は、無線LANアクセスポイント(親機)が「暗号化=なし」の場合は、機能しません。

  • 『らくらく無線スタート』は、無線LANアクセスポイント(親機)が「ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)=有効」の状態でも機能します。

  • 無線LANアクセスポイント(親機)が「MACアドレスフィルタリング=有効」で設定する無線LAN端末(子機)が未登録の状態でも機能し、無線設定の登録と同時にMACアドレスフィルタリングにも新たに登録されます。
    ただし、MACアドレスフィルタリングのエントリが制限数いっぱいに登録済みの場合は、『らくらく無線スタート』は失敗になります。

  • WL54TEを設定する場合は、必ずWL54TEは初期化状態で設定する必要があります。
    万一、他の暗号化モードが設定済みで『らくらく無線スタート』を行うと正しく登録できない場合があります。
    また、パスワードが登録されていると登録に失敗します。

  • WL54TEを『らくらく無線スタート』で無線LANアクセスポイント(親機)に登録する時に、MACアドレスフィルタリングを有効にしている場合は、事前にWL54TEに接続するすべてのパソコンやゲーム機などのMACアドレスを登録しておく必要があります。
 

   
<お知らせ>
  • 暗号化の設定は必ず無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)(子機を使用するパソコン)で同じ設定にしてください。

  • 暗号化キーは無線アクセスポイント1つにつき1つだけ使用します。複数の無線LAN端末(子機)を使用する場合、すべての無線LAN端末(子機)に無線アクセスポイントと同じ暗号化キーを設定してください。

  • Windows(R) XP/2000 Professional上でWARPSTARユーティリティを使用する場合は、
    管理者権限のあるユーザアカウントでご使用ください。
    管理者権限がないと、サテライトマネージャの接続設定や無線LAN接続などができなくなります。

  • WL54AG/WL54SC/WL54TU/WL54SUを使用する場合はサテライトマネージャを必ずタスクトレイに常駐した状態で
    ご使用ください。常駐しないと無線LAN接続できない場合があります。

  • 無線LAN端末(子機)を同じパソコンに複数同時に使用することはできません。
    また、他のネットワークデバイス(ETHERNETポートデバイスなど)とも同時に使用することはできませんので、1 台のパソコンに対して使用するネットワークデバイスは1つだけにしてください。
 
<注意事項>
  • 「WPA-PSK(TKIP)モード」および「WPA-PSK(AES)モード」は、アドホックモード(アドホック通信)ではご利用になれません。

  • 1つのネットワークで利用できる暗号化方式は、1つです。混在はできません。
    また、WPA-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)をご利用になるには、対応した無線LAN端末(子機)が
    必要です。

  • IEEE802.11aとIEEE802.11g/bで同じネットワーク名(SSID)で違う暗号化キーを設定した場合、接続できなくなる場合があります。
    ネットワーク名(SSID)を同じにする場合は、必ず暗号化キーも同じにしてください。

 
↑ページのトップへ