DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能とは、LAN上のパソコンが起動すると、その都度、IPアドレスなどのネットワーク利用に必要な設定情報を、本商品から各パソコンに自動的に割り当てる機能です。
これにより、各パソコンでネットワークの詳細な設定を行わなくても、LANやインターネットに接続することができます。
 
本商品では下記のパラメータが設定可能です。

・リースタイム
 DHCPサーバが割り当てるIPアドレスの貸出時間が変更可能です。
 2〜72時間の範囲と無制限が設定可能です。

・アドレス割当パターン
 下記割り当てパターンを選択できます。
自動設定(初期値):空きアドレスを自動的に検索し、IPアドレスを割り当てます。
手動設定(DHCPエントリを使用): DHCPエントリで設定されたアドレス割当パターンが使用されます。

  
  

・自動設定時の割当数
 アドレス割り当てパターンで「自動設定」を選択したときにクライアントに割り当てるIPアドレスの上限数を
 1〜32で指定します。
 また、0を指定すると割り当て無しになります。

・WINSサーバアドレス
 DHCPクライアントに通知するWINSサーバアドレスを設定します。
 
設定方法
●「クイック設定Web」●
「詳細設定」のプルダウンメニュー「LAN側設定」の「DHCPサーバ」で設定する
割り当てるIPアドレスの範囲を設定したいときは、「詳細設定」のプルダウンメニュー「DHCPエントリ設定」で設定してください。
 

<お願い>
  • LANに別のDHCPサーバがある場合やDHCPを使用せずに運用する場合には、「LAN側設定」
    「DHCPサーバ機能」の「使用する」のチェックをはずし、パソコンのネットワークの設定で下記のことを設定する必要があります。

    <Windows(R) XP/2000 Professionalの場合>
     ・「次のIPアドレスを使う」にチェックが入っている
     ・IPアドレスパソコン側のIPアドレスを任意で入力する
     ・サブネットマスク 255.255.255.0
     ・デフォルトゲートウェイ 本商品のIPアドレスを指定する
     ・「次のDNSサーバのアドレスを使う」にチェックし、優先DNSサーバに本商品のIPアドレスを
      指定する

    <Windows(R) Me/98SE/98の場合>
     ・IPアドレス パソコン側のIPアドレスを任意で入力する
     ・サブネットマスク 255.255.255.0
     ・ゲートウェイ 本商品のIPアドレスを指定する
     ・DNS設定 DNSを使う、本商品のIPアドレスを指定する
    ホスト名には他のパソコンと重複しない名前を任意で入力する

    <Macintoshの場合>
     ・IPアドレスパソコン側のIPアドレスを任意で入力する
     ・サブネットマスク 255.255.255.0
     ・ルータ本商品のIPアドレスを指定する


  • LAN側設定でIPアドレスを変更した場合は、DHCPエントリ設定で、必ずIPアドレスにあわせて変更してください。
    正しく設定しないと各パソコンが本商品と通信できなくなります。
    「クイック設定Web」の場合は、「詳細設定」のプルダウンメニュー「DHCPエントリ設定」で設定します。
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