異なる暗号化方式の子機を同時に接続する(マルチSSID機能)

本商品には3つのネットワーク「オーナーSSID」「ゲストSSID」「WEP専用SSID」があり、それぞれに異なるセキュリティの設定ができます。これらのSSIDは同時に動作しているため、AESを利用可能な子機と、ニンテンドーDSなどWEPのみが利用可能な子機が共存可能です。


◆参考◆

らくらく無線スタート利用時には、工場出荷時の状態でオーナーSSIDに接続されます。(ただし、ニンテン ドーDSなどのIEEE802.11bのみに対応している子機はWEP専用SSIDに接続されます)らくらく無線スタートでゲストSSIDに接続したい場合は、クイック設定Webで接続先を変更します。「Wi-Fi (無線LAN)設定」-「Wi-Fi基本設定」で「らくらく無線スタート接続先」の設定を変更してください。

◆注意◆

ゲストSSIDとWEP専用SSIDは、工場出荷時の状態でネットワーク分離機能が設定されているため、下記へのアクセスができません。
  • クイック設定Web
  • 「Atermスマートリモコン」アプリ
  • もう一方のネットワークに接続された子機
  • 本商品に有線で接続された端末
  • USBカメラ、USBストレージ
なお、ネットワーク分離機能は解除することができます。(オーナーSSID、ゲストSSIDのみ) 本商品に有線で接続したパソコンからクイック設定Webを表示し、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」-「対象ネットワークを選択」でSSIDを選択して、「ネットワーク分離機能」の「使用する」のチェックを外してください。

工場出荷時の状態では、ネットワーク名(SSID)は下記のとおり設定されています。設定内容の確認と変更はクイック設定Webで行います。

オーナーSSID

初期値:
aterm-XXXXXX-g (2.4GHz帯の場合)
aterm-XXXXXX-a (5GHz帯の場合)
→本商品のラベルに記載されています。

通常は、こちらに接続してください。

  • 暗号化方式としてAES/TKIPが利用可能。(初期値はAES)
  • AESが設定されている場合、2.4GHz帯ではIEEE802.11n、5GHz帯ではIEEE802.11acによる高速通信が利用可能。

ゲストSSID

初期値:
aterm-XXXXXX-gx (2.4GHz帯の場合)
aterm-XXXXXX-ax (5GHz帯の場合)
→本商品のラベルに記載されています。

訪問者(ゲスト)の使用を一時的に許可する場合のSSIDです。
ただし、使用するには設定が必要となります。

  • 暗号化方式としてAES/TKIPが利用可能。(初期値はAES)
  • AESが設定されている場合、2.4GHz帯ではIEEE802.11n、5GHz帯ではIEEE802.11acによる高速通信が利用可能。
  • ゲストSSIDは、初期値でWi-Fi機能が無効に設定されています。接続する場合は、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」でWi-Fi機能を「使用する」に設定する必要があります。
  • Wi-Fi接続の有効時間を設定することができます。「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定 (2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」の「Wi-Fi機能」で「使用する(時間指定)」を選択し、あわせて「有効時間」を指定してください。
    有効時間を経過すると、「Wi-Fi機能」の設定は自動で「使用しない」(初期値)に戻ります。また、本商品の電源を入れ直した場合、有効時間内であっても「Wi-Fi機能」の設定は「使用しない」(初期値)に戻ります。再度ゲストSSIDを使用したい場合は、改めてゲストSSIDの「Wi-Fi機能」を設定する必要があります。

WEP専用SSID

初期値:
aterm-XXXXXX-gw (2.4GHz帯のみ)
→ゲストSSIDの末尾2桁を「gw」にしたものです。

ご使用の子機の暗号化モードがWEPの場合(ニンテンドーDSなど)に選択するSSIDです。
通常は、IEEE802.11bのみに対応している子機(ニンテンドーDSなど)から、らくらく無線スタートで接続してください。

  • 暗号化方式としてWEPが利用可能。
    初期値はWEP(128bit)、らくらく無線のみ可能。
  • WEP専用SSIDに手動で接続する場合は、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」で、暗号化キーを確認して控えておいてください。

◆補足◆

本商品のWEPの暗号化(セキュリティ)については、下記を参考にしてください。
  • WEPはOpen System認証を使用しています。
  • キーは自動的に提供されません。また、本商品のキーインデックスは「1」です。
  • IEEE802.1Xは使用していません。
  • 暗号化キーを26桁(16進数)でしか指定できない子機の場合は、下表を参照して英数字を16進数に読み替えてください。

読み替え方法:
16進数読み替え表 読み替え例:0123456789abc → 30313233343536373839616263