DHCPサーバ機能

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能とは、LAN側に接続したパソコンなどが起動すると、その都度、IPアドレスなどのネットワーク利用に必要な設定情報を、本商品から各パソコンなどに自動的に割り当てる機能です。
これにより、各クライアントでネットワークの詳細な設定を行わなくても、LANやインターネットに接続することができます。

●DHCP除外設定は こちら

●DHCP固定割当設定は こちら

例


■設定方法

クイック設定Webの
「ホームゲートウェイ詳細設定」-「5.LAN」-「IPアドレスとDHCPサーバ設定」の[DHCPサーバ]で設定する
割り当てるIPアドレスの範囲を設定したいときは、「ホームゲートウェイ詳細設定」-「5.LAN」-「DHCP除外設定」で設定してください。

<お願い>

  • LAN側に別のDHCPサーバがある場合や、DHCPを使用せずに運用する場合には、「ホームゲートウェイ詳細設定」-「5.LAN」-「IPアドレスとDHCPサーバ設定」で「DHCPサーバ機能」を「OFF」に設定し、パソコンのネットワーク設定(IPv4イーサネットの設定)で下記の設定をする必要があります。
    [Windows(R)の場合]
    • ・ IPアドレス:本商品のLANサブネット内のIPアドレスを入力する(他のホストのIPアドレスと重複しないこと)
    • ・ サブネットマスク:255.255.255.0
    • ・ デフォルトゲートウェイ:本商品のIPアドレスを指定する
    • ・ 優先DNSサーバー:本商品のIPアドレスを指定する
    [macOSの場合]
    • ・ IPアドレス:本商品のLANサブネット内のIPアドレスを入力する(他のホストのIPアドレスと重複しないこと)
    • ・ サブネットマスク:255.255.255.0
    • ・ ルーター:本商品のIPアドレスを指定する
  • 「IPアドレスとDHCPサーバ設定」で[IPアドレス/ネットマスク]を変更した場合は、それらの設定に合わせて[DHCPサーバ]および「ホームゲートウェイ詳細設定」- 「5.LAN」-「DHCP固定割当設定」「DHCP除外設定」も変更してください。
    正しく設定しないとパソコンなどが本商品と通信できなくなります。

<お知らせ>

  • DHCP除外設定

    DHCPサーバ機能でクライアントに配布するIPアドレスから、除外するIPアドレスを指定することが可能です。
    除外するIPアドレスの範囲を2つ設定できます。

    例:
    DHCPサーバ機能の設定が、割当先頭アドレス 192.168.0.2 割当数 64 であれば
    192.168.0.2~192.168.0.65 までがクライアントに配布されます。
    ここで除外するIPアドレスの範囲を
    先頭アドレス 192.168.0.5 除外数 5 と登録すると、
    192.168.0.5~192.168.0.9 までの5つのIPアドレスがDHCPサーバから配布されなくなります。

    IPアドレスは、DHCPサーバ機能の割当先頭アドレスと割当数で設定したIPアドレスの範囲から指定する必要があります。

  • DHCP固定割当設定

    DHCPサーバ機能でクライアントに配布するIPアドレスを、特定のMACアドレスには特定のIPアドレスを配布することが可能です。
    固定割り当てのパターンを最大20件設定できます。
    IPアドレスは、DHCPサーバ機能の割り当て範囲から指定する必要があります。