 |
IPv6パケットフィルタ設定をMACアドレスで指定した場合 |
|
| 本商品のIPv6パケットフィルタ機能をMACアドレス指定した場合、正常に動作しない場合があります。 |
| |
| <IPv6パケットフィルタ機能をMACアドレス指定した場合の動作> |
| 本商品のIPv6パケットフィルタ機能のMACアドレス指定では、次の手順で動作します。 |
| 1. |
本商品内にMACアドレス指定のIPv6パケットフィルタエントリがあるかどうかを検索 |
| 2. |
本商品内のネイバーキャッシュ内に手順1.のMACアドレスのキャッシュエントリがあるかどうかを検索 |
| 3. |
手順1.のMACアドレスのネイバーキャッシュエントリのIPv6アドレス情報を取得 |
| 4. |
手順3.のIPv6アドレスをIPv6パケットフィルタエントリに適用 |
| 5. |
手順4.のIPv6パケットフィルタエントリと受信パケットが一致しているか比較 |
| 6. |
手順5.の比較結果が一致していれば、IPv6パケットフィルタ処理を実行 |
|
| ※ |
MACアドレス指定の場合、本商品内に当該エントリのネイバーキャッシュがある場合に所望の動作を行います。 |
|
|
| |
＜ご注意＞
- 対象インタフェースが「WAN側」で、MACアドレス指定のIPv6パケットフィルタエントリは、ネイバーキャッシュで一致するIPv6アドレス情報を取得できる可能性が低く、所望の動作を行わないことが多くなります。
|
|
| ■設定例 |
 |
| |
| −本商品の状態− |
| IPv6アドレス |
MACアドレス |
対象インタフェース |
| fe80::1 |
00:00:00:00:00:01 |
WAN |
| 2001:db8:22::2 |
00:00:00:00:00:02 |
LAN |
|
| |
| −本商品の設定− |
| |
フィルタエントリ1 |
フィルタエントリ2 |
| 対象インタフェース |
WAN |
LAN |
| 種別 |
in |
in |
| 方向 |
通過 |
廃棄 |
| プロトコル |
TCP |
TCP |
| 送信元アドレス |
00:00:00:00:00:01 |
00:00:00:00:00:02 |
| 送信元ポート番号 |
any |
any |
| 宛先アドレス |
any |
any |
| 宛先ポート番号 |
21 |
23 |
|
| ■WAN側からのTCP（宛先ポート番号が21の場合） |
|
パケットの送信元IPアドレスは2001:db8:11::1であり、本商品で管理しているネイバーキャッシュで該当するキャッシュエントリが存在しません。
そのため「フィルタエントリ1」に設定したMACアドレス"00:00:00:00:00:01"に一致しません。
従って、このパケットは本商品で廃棄されます。 |
| |
| ■LAN側からのTCP（宛先ポート番号が23の場合） |
|
パケットの送信元IPアドレスは2001:db8:22::2であり、本商品で管理しているネイバーキャッシュで該当するキャッシュエントリが存在します。
この結果、「フィルタエントリ2」の条件のMACアドレス"00:00:00:00:00:02"に一致します。
従って、このパケットは「フィルタエントリ2」により本商品で廃棄されます。 |
|
|
| ↑ページのトップへ |