2004/11/18
無線LAN内蔵パソコンとの接続設定をボタン操作で実現
「らくらく無線スタート」を強化
このたび、IEEE802.11a/11b/11g対応トリプルワイヤレスブロードバンドルータ「AtermWR7800H」「AtermWR6600H」の無線LAN自動設定機能「らくらく無線スタート」を強化し、業界で初めて(注1)、「Windows
XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」(以下、Windows XP SP2)を搭載した無線LAN内蔵パソコン(注2)などとの接続設定をAterm側のボタン操作で行うことが可能になります。
この新機能は出荷される製品に適用されるとともに、バージョンアップファイルを本サイトにて提供いたします。(11月末〜12月初旬予定)
新機能は新ユーティリティ「らくらく無線スタートEX」をパソコンにインストールし、表示される画面および音声のメッセージにしたがって親機背面のボタンを操作することにより、無線LAN接続設定(SSIDおよび暗号化キーなどの設定(注3))を親機からパソコンに転送し、Windows
XP SP2の「ワイヤレスネットワーク接続」設定に自動的に登録する機能です。これにより、設定に不安のあるユーザでも、簡単な操作で安全に無線LANの利用を開始することが可能です。
従来「らくらく無線スタート」機能は、無線LAN子機「AtermWL54AG」「AtermWL54TE」でのみ利用可能でしたが、無線LAN内蔵パソコンや他社製無線LANカードを装着したパソコン(注2)でも本機能が利用可能となり、より幅広いユーザに簡単で安全な無線LAN導入設定を提供いたします。
また、同時に「AtermWR7800H」「AtermWR6600H」およびワイヤレスLANカード「AtermWL54AG」において、米国Atheros
Communications, Inc. (以下アセロス社)の無線LAN電波到達距離延長技術「XR(eXtended Range)」(注4)に対応いたします。
XRは従来アクセスポイントからの距離が離れたり、壁などの障害物の死角となったりして電波が微弱となり、無線LAN接続が難しかった地点において、論理的な接続速度(注5)を拡張することでデータの欠損を防ぐことにより、無線LAN接続を維持・安定させる技術です。アセロス社によれば、最大で従来比約2倍の電波到達距離延長効果が得られるとしています。
新機能「らくらく無線スタートEX」「XR対応」につきましては、別途、より詳細な機能紹介ページを掲載の予定です。
| 注1: |
2004年11月1日現在。日本国内の無線LAN業界において、無線LAN内蔵パソコンの無線LAN設定を、親機側のボタンだけで行える技術として。当社調べ。 |
| 注2: |
Windows XP SP2が搭載され、無線LAN機能を内蔵、またはAterm以外の無線LANデバイスが装着されているパソコンが対象です。また、工場出荷状態では、パソコン側の無線LAN機能がIEEE802.11b/11g、および128bit
WEPをサポートしている必要があります。なお、これらの条件を満たすすべての環境での動作を保証するものではありません。
動作確認済みの無線LAN内蔵パソコン等の情報は本サイトで公開する予定です。(11月末〜12月初旬公開予定です) |
| 注3: |
暗号化キーの出荷(初期化)時設定は「128bitWEP」モードであり、親機ごとに異なるSSIDとWEPキーが設定済で出荷されます。 |
| 注4: |
電波到達距離延長効果の程度は、ご利用環境によって大きく異なります。 |
| 注5: |
XRモードでは伝送速度が、3Mbps〜1Mbps(11aモード)、3Mbps〜250kbps(11gモード)となります。 |
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・ 「Aterm」および「WARPSTAR」は、日本電気株式会社の登録商標です。
・ 「らくらく無線スタート」は、NECアクセステクニカ株式会社の商標です。
・ 「トリプルワイヤレス」は、NECパーソナルプロダクツ株式会社の商標です。
・ 「Microsoft」および「Windows」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・ 「Super AG」および「XR」は、米国Atheros Communications, Inc.の商標です。 |