============================================================================== AtermIR450シリーズ用ファームウェア Ver2.61 ============================================================================== 【ソフト名】  AtermIR450シリーズ用ファームウェア 【登録名】   IR_FW261_AUTO.EXE,IR_FW261.SEA.HQX 【著作権者】  日本電気株式会社 【対応機種】  AtermIR450/D,AtermIR450 【対象ユーザ】 AtermIR450シリーズをご使用のお客様 【作成方法】  (Windows[16bit]版) 自動解凍形式         (Macintosh版)  BinHEX4.0形式 【転載条件】  転載禁止 ==============================================================================                                  平成13年1月                                日本電気株式会社 【概要】 このバージョンアップソフトウェアは、AtermIR450シリーズ用のファームウェアです。 それ以外の機種では使用できませんのでご注意ください。 Windows(32ビット)版<オートバージョンアップ機能付>をご利用いただくことにより、 バージョンアップ前のTA設定に加えて、ルータ設定内容を保存することができます。 シリアルポートを装備したWindows95/98/NT4.0パソコンをお持ちの方は、 なるべくWindows(32ビット)版のご使用をお奨めいたします。 【バージョンアップ履歴】 ○Ver1.02 初版リリースです。 ○Ver1.07 (1)ATZ98コマンドによる初期化/ディップスイッチによる初期化に関して システムデータの初期化に際して、ファームウェアの再ダウンロードにてご対応いた だいておりましたが、以下の方法での初期化も可能となりました。 初期化方法: 1) RS-232Cを接続し、ハイパーターミナル等でATZ98コマンドを使用する。 または、 1) 電源OFF状態でディップスイッチ(DIP SW)「4」「5」「6」をONに変更 2) 電源を入れて、そのまま1分間放置 3) 再度電源を切って、ディップスイッチを元の状態に戻す 4) 電源を入れる (2)USBと10Base-Tポート間でのコンピュータ名が見えなかった不具合の修正 AtermIR450にUSBで接続したパソコンと10Base-Tで接続したパソコンの間でのファイル 共有ができない不具合を修正し、TCP/IPを用いて共有することができるようになりました。 ただし、TCP/IPで共有するためには以下の手順が必要です。 1) 接続相手のIPアドレスをlmhostsファイルに登録する。 2) Windowsディレクトリの下にlmhostsファイルを移動またはコピーする。 3) 上記操作の完了後、パソコンを再起動する。 ネットワークコンピュータで相手パソコンが見えない場合は、 「スタート」−「検索」−「ほかのコンピュータ」を起動して、 共有したい相手パソコンの名前を入力して検索することにより発見できます。 なお、USB接続のパソコンと10Base-T接続のパソコンの間でファイル共有するためには、 IR450のDHCPサーバ機能は使わず、パソコンに個別にIPアドレスを割り振って下さい。 また、lmhostsファイルの記述方法については、Windowsディレクトリの「lmhosts.sam」 ファイルをご参考になってください。 (3)TA機能でのマルチリンクPPP接続時の通信速度のパフォーマンスアップ TA機能を用いてマルチリンクPPPでインターネットにアクセスすると、 条件によってパフォーマンスの低下を招くことがありましたので、これに対処しました。 ○Ver1.15 ・IR450がハングアップ(ルータ機能停止等)する場合があることへの対処 ・特定のプロバイダにおいてDNSサーバへのアクセスができない場合があることへの対処 ・アナログポートの利用後にリンガの呼び戻しが発生する現象への対処 ・IR450のTAポートとルータポートに接続したそれぞれのPCが、 プロバイダから割り当てられた同一のIDで同時に接続できないことへの対処 ・G4FAXからの着信をアナログポートに接続したG3FAXで応答できないことへの対処。 ・TA機能の利用時に通信中に速度が低下する場合があることへの対処 ・リソースBODを設定してマルチリンク通信中に、電話の着信ができない場合があることへの対処。 ・内線転送の可/不可の設定が保存されない現象への対処 ・ブラウザおよびそのバージョンによっては、Web設定画面が開けない場合がある制限の解除 ○Ver2.02 ・自動接続/手動接続におけるWeb設定画面上での誤解を招く記載の修正 (Web設定) ・その他表現方法や画面構成等の見直し (Web設定) ・IPフィルタリング機能の追加 (Web設定) ○Ver2.14 ・コネクションマネージャのバージョンアップへの対応 (Windows版バージョン2.10以降、Macintosh版バージョン1.10以降のコネクション マネージャがご利用いただけます。) ・WWWブラウザを利用した詳細設定画面において、接続先登録−高度な設定の 接続モードをLAN型に設定しても表示に反映されない問題に対処 ・3ヶ所以上の接続先を登録している場合、2ヶ所の接続先と通信中にさらに 3ヶ所目の接続先へ発呼をおこなうような要求があると、次回以降発呼しなくなる ことへの対処 ・相手切断によるアナログ通話後、ビジートーンを返しているときにあった着信を 受けつけてしまうことへの対処 ○Ver2.52 ・「i・ナンバー」サービス対応 ・Windows98 Second Edition 対応 ・スタティックルーティング対応(WEB設定) ・アドバンストNAT機能拡張(WEB設定) ※ネットワークゲーム対応など。ただし対応できないゲームもあります。 ・LCDのバックライト点灯動作モード設定拡張 ・電子メール着信通知サービスでの[From」「Subject」対応(TA機能のみ) ・ナンバー・ディスプレイ利用時の「ヒツウチ」「コウシュウデンワ」表示対応 ・USBポートとLANポートに接続されたPC間での、lmhosts記載なしでの共有の実現 ・ローカルネットワーク上での高トラフィックに対する耐久性向上 ・アナログ2ポートがオフフック中の電話の着信が話中にならない現象の改善 ○Ver2.60 ・WWWブラウザでの設定にコネクションマネージャ機能追加 ・MS-CBCPコールバックサーバ機能追加 ・大量データ通信時の動作安定化 ・保守パケット受信で無通信監視タイマが効かなくなる現象に対処 ・TA機能で稀に発信できなくなる現象に対処 ○Ver2.61 ・Ver2.60で発生した不具合(自動接続禁止設定にも関わらず発信する場合がある)に対処 【バージョンアップ方法について】 <<バージョンアップにあたってのご注意>> 今回のバージョンアップはユーティリティ(コネクションマネージャ)と本体ファームウェアとなります。 新ユーティリティをご使用の場合は必ず本体ファームウェアのバージョンアップも 必要となります。 まず、AtermIR450と、バージョンアップでご使用になるPCがRS232Cケーブルで接続され ている事をご確認ください。 ◆Windowsをご使用の場合 WindowsでAtermIR450をご使用の場合、以下の手順でファームウェアとユーティリティ のバージョンアップを進めていきます。 1. メール着信通知サービスのユーザIDの保存 2. ルータ設定情報の保存 3. 本体ファームウェアのバージョンアップ 4. ユーティリティのバージョンアップ 5. メール着信通知サービスのユーザIDの復元 6. ルータ設定情報の復元 [手順1] メール着信通知サービスのユーザIDの保存 UUIメールEXをご使用の場合、本体ファームウェアのバージョンアップを行った際に AtermIR450に登録されたメール着信通知サービスのユーザIDが消去されますので、 以下の方法で保存してください。 1. タスクトレイの[UUIメールEX]アイコンを右クリックし、ポップアップメニュー から[環境設定]を選びます。 2. [メール着信通知]タグを選択し、登録されている名前の欄をクリックし、 [登録]ボタンを押します。 3. 登録画面が表示されますので「名前」と「通知表示名」をお控えください。 [手順2] ルータ設定情報の保存 本体ファームウェアのバージョンアップを行った際にAtermIR450に登録されたルータ 機能設定情報の一部が消去されます。 保存できるルータ設定内容は、以下の項目となりますので、他に保存しておきたい設定 項目がある場合は、メモ等によりお控えください。(ルータ設定情報を、WWWブラウザ を利用した設定画面でご確認になる際にはAtermIR450とPCがLANケーブルまたはUSBケー ブルで接続されている必要がありますのでご注意ください。) ○ルータ設定保存可能項目一覧 ■プロバイダ/接続先  ・接続先の登録(接続先毎に)     登録名(Site Name)     ログインID/パスワード     接続先電話番号     接続先ドメイン名     プライマリDNS     セカンダリDNS     マルチリンクの有無     リソースBODの有無     スループットBODの有無     リンク追加算出時間      リンク削除算出時間      リンク追加しきい値      リンク削除しきい値  ・デフォルトルート ■ルータ本体のLAN設定   ・IPアドレス/DHCPサーバ      IP アドレス      ネットワークマスク      DHCP サーバ機能の使用の有無      割り当てIPアドレス数   ・フィルタリング ■ルータ本体のパスワード   ・本体パスワード [手順3] 本体ファームウェアのバージョンアップ AtermIR450と接続されているLANケーブルとUSBケーブルを全て外し、PCとはRS232Cのみ で接続されている状態にしてください。ここでは、AtermStationより最新のファーム ウェア「IR450シリーズ用ファームウェア」をダウンロードしてバージョンアップを おこなう手順を説明します。 《注意》  ・AtermIR450シリーズがパソコンのシリアルポート(注意)に接続されている ことを確認してください。   USBポート経由でのファームウェアバージョンアップは行えません。   必ずシリアルポートに接続してください。  ・他のプログラムがAtermIR450を使用している場合は、そのプログラムを終   了してください。インターネットに接続中ならば、回線を切断してください。  ・他のプログラムは、なるべく終了してください。  ・Windowsでバージョンアップをおこなう場合は、AtermIR450へのアクセスパスワード   (らくらくウィザードで登録したルータ機能を設定するとき必要なパスワード、   つまりWWWブラウザを利用した設定画面を開くときに要求されるパスワード)が必要   となります。「らくらくバージョンアップ」画面の指示に従い、アクセスパスワー   ドを入力してください。パスワード未設定の場合は、何も入力せず「OK」を押して   下さい。なお、パスワードが分からなくなってしまった場合は、AtermIR450を一旦   初期化せざるを得ません。初期化しますと登録済みの設定が全て消えてしまいます   ので、あらかじめ、登録済みの設定情報を記録しておく必要があります。   らくらくユーティリティでTA機能の設定内容の控えをとっていただき、さらにWWW   ブラウザを利用した設定画面が表示できる場合はルータ機能の設定内容の控えをと   ってください。その後、以下の手順でAtermIR450の初期化をお願いいたします。     1.AtermIR450の電源を切る     2.電池ボックスを開けて、ディップスイッチの「4,5,6」を「ON」に変更する     3.AtermIR450の電源を入れて1分間放置する。     4.AtermIR450の電源を切る     5.ディップスイッチを元に戻す     6.AtermIR450の電源を入れる   初期化後、引き続き以下の説明に従いバージョンアップ作業を行って下さい。   このときパスワード画面では何も入力せず「OK」を押して下さい。  ○Windows(32ビット)版<オートバージョンアップ機能付き>をご使用の場合   (1)ダウンロードしてきたir_fw260_auto.exeをダブルクリックします。   (2)IR450らくらくバージョンアップが自動起動しますので、画面の指示に従い バージョンアップを行ってください。バージョンアップの進行状況は、画面に インジケータで表示されます。(終了まで約12分間必要です) (3)バージョンアップ処理が終了すると、「バージョンアップ終了」画面になり ます。[終了]ボタンをクリックすると、IR450らくらくバージョンアップが終了 します。 (4)バージョンアップ終了後、AtermIR450の電源をOFF/ONしてください。  ○Windows版をご使用の場合   (1)ダウンロードしてきたir_fw261.exeをダブルクリックします。 (2)指定のディレクトリにファームウェアのファイル(IR450261.bin)が入った     ir450_fwフォルダができあがります。   (3)IR450らくらくバージョンアップを起動し、画面の案内に従ってダウンロードし     たファームウェアのファイルを指定し、[実行]ボタンをクリックします。 バージョンアップの進行状況は、画面にインジケータで表示されます。 (終了まで約12分間必要です)   (4)バージョンアップ処理が終了すると、「バージョンアップ終了」画面になり ます。[終了]ボタンをクリックすると、IR450らくらくバージョンアップが終了 します。 (5)バージョンアップ終了後、AtermIR450の電源をOFF/ONしてください。 《注意》 ・ ファームウェアのバージョンアップ中は、絶対にAtermIR450の電源を切らない でください。不用意に電源を切ると、AtermIR450が故障する恐れがあります。 ・ ファームウェアのバージョンアップ中は、他のプログラムを使用しないように してください。他のプログラムを同時に動かすと、バージョンアップが失敗す る可能性があります。 ・ バージョンアップの実行中にらくらくバージョンアッププログラムを終了させ ることはできません。バージョンアップ処理が終了するまでお待ちください。 [手順4]ユーティリティのバージョンアップ 次に以下の手順でらくらくユーティリティのインストールを行います。 1.起動中のユーティリティはすべて終了します。既に最新のらくらくユーティリティ がインストールされている場合は、コネクションマネージャのアップデート版を 実行し、コネクションマネージャのみを更新することも可能です。 2.旧版のらくらくユーティリティがインストールされている場合は、あらかじめ アンインストールを行ってください。 3.続けてダウンロードしたらくらくユーティリティを実行し、画面の指示にしたがって インストールを行ってください。 [手順5] メール着信通知サービスのユーザIDの復元 手順1で控えて戴いたメール着信通知サービスの「名前」と「通知表示名」の再登録を 行ってください。本設定を行わない場合、メール着信通知が行われてもAtermIR450本体 のMSGランプが点滅しなくなりますのでご注意ください。 [手順6] ルータ設定情報の復元 AtermIR450本体とPCをLANケーブルまたはUSBケーブルで接続し、WWWブラウザを利用し た設定画面を使用して手順2にて控えて戴いた設定内容の再設定を行ってください。 ◆ Macintoshをご使用の場合 MacintoshでAtermIR450をご使用の場合、以下の手順でファームウェアとユーティリテ ィのバージョンアップを進めていきます。(ただし、すでにWindowsでAtermIR450本体 ファームウェアのバージョンアップを行った方は、ここで手順5の本体ファームウェア のバージョンアップを行う必要はありません。) 1. メール着信通知サービスのユーザIDの保存 2. ルータ設定情報の保存 3. 本体ファームウェアのバージョンアップ 4. メール着信通知サービスのユーザIDの復元 5. ルータ設定情報の復元 [手順1] メール着信通知サービスのユーザIDの保存 電子メール着信通知ユーティリティをご使用の場合、本体ファームウェアのバージョン アップを行った際にAtermIR450に登録されたメール着信通知サービスのユーザIDが消去 されますので、以下の方法で保存してください。 1. [メールサービスユーティリティ]フォルダ内の[ユーザID新規登録]アイコンをダブ ルクリックします。 2. 「電子メール着信通知[名前・ユーザID新規登録]」画面が表示されますので「名 前」と「ユーザID」をメモ等でお控えください。 [手順2] ルータ設定情報の保存 本体ファームウェアのバージョンアップを行った際にAtermIR450に登録されたルータ機 能設定情報が全て消去されます。保存しておきたい設定項目がある場合は、メモ等によ りお控えください。 (ルータ設定情報をWWWブラウザを利用した設定画面でご確認になる際にはAtermIR450と PCがLANケーブルで接続されている必要がありますのでご注意ください。) [手順3] 本体ファームウェアのバージョンアップ すでにWindowsでAtermIR450本体ファームウェアのバージョンアップを行った方は、 ここで本体ファームウェアのバージョンアップを行う必要はありません。ここでは、 AtermStationより最新のファームウェア「IR450シリーズ用ファームウェア(Macintosh 版)」をダウンロードしてバージョンアップをおこなう手順を説明します。AtermIR450 と接続されているLANケーブルを全て外し、PCとはRS232Cのみで接続されている状態に してください。 1. ダウンロードしたファイルはhqx形式となっておりますので、、Stufflt Expander (アラジンシステム社)等のデコーダが必要となります。本デコーダを使用して 復元しておいてください。 2. ハードディスクにある[IR450ユーティリティ]フォルダをダブルクリックします。 3. 表示された[IR450らくらくバージョンアップ]をダブルクリックします。 4. [ファイル]ボタンをクリックします。 5. ファイル名としてダウンロード後復元したファームウェアのファイルを選択し、    [開く]ボタンをクリックします。 6. 表示されたファイル名を確認し、[はい]ボタンをクリックします。バージョン アップの進行状況は、画面にインジケータで表示されます。(終了まで約12分間 必要です) 7. バージョンアップ処理が終了すると、「バージョンアップ終了」画面になります。 [終了]ボタンをクリックすると、IR450らくらくバージョンアップが終了します。 8. バージョンアップ終了後、AtermIR450の電源をOFF/ONしてください。 《注意》 ・ ファームウェアのバージョンアップ中は、絶対にAtermIR450の電源を切らないで ください。不用意に電源を切ると、AtermIR450が故障する恐れがあります。 ・ ファームウェアのバージョンアップ中は、他のプログラムを使用しないようにし てください。他のプログラムを同時に動かすと、バージョンアップが失敗する可 能性があります。 ・ バージョンアップの実行中にIR450らくらくバージョンアッププログラムを終了さ せることはできません。バージョンアップ処理が終了するまでお待ちください。 [手順4] メール着信通知サービスのユーザIDの復元 手順1で控えて戴いたメール着信通知サービスの「名前」と「ユーザID」の再登録を 行ってください。本設定を行わない場合、メール着信通知が行われてもAtermIR450本体 のMSGランプが点滅しなくなりますのでご注意ください。 [手順5] ルータ設定情報の復元 AtermIR450本体とPCをLANケーブルで接続し、WWWブラウザを利用した設定画面を使用し て手順2にて控えて戴いた設定内容の再設定を行ってください。 以上 ================================================================================