| 「高機能S点ユニット」の制限事項 | |
高機能S点ユニットをお使いになるにあたり、
現在のところ、以下に示すような使用上の制限事項があります。
以下に本項で使用する用語をご説明いたしますので、ご了解ください。
| 親TA | 「高機能S点ユニット」を装着したAtermを指します。 |
| 子TA | 「高機能S点ユニット」に接続されたTAを指します。 |
| ビジートーン | 発信した相手が話し中のときに聞こえる音(プー・プー)を指します。 |
| リングバックトーン | 相手を呼びだしている時に聞こえる音(プルルルル・プルルルル)を指します。 |
| リンガー | 着信があったときに電話機から聞こえる呼び出し音(リーン・リーン)を指します。 |
| 外線通話 | INS回線を介した通話をあらわします。 |
| 内線通話 | 子TA間、または親TAと子TAとの通話をあらわします。 |
| ICT (インカミングトーン) |
キャッチホンやコールウェイティングのように、 通話中に着信があったことを知らせる音(ププ・ププ)をあらわします。 |
| 通信中機器移動 | INSネット64のサービスの一つです。通信中に通信機器を回線からはずして、 通信機器を移動しても3分以内なら通信が再開できます。 |
| スルーモードをご使用になる際の注意事項 | |
(1)チャネル表示に関する制限事項
親TA通信チャネルと子TAで表示される通信チャネルが異なることがあります。
これはINS回線の通信チャネルと高機能S点ユニットによって接続されている子TA側の通信チャネルの管理方法が異なるためにおこる現象です。
しかし実際の通信に関しては問題なく動作いたします。
(2)通信中機器移動時の制限事項
子TAが「通信中機器移動」機能を実装している場合、「通信中機器移動」を起動して「中断」状態に親TAの電源をオフ、オンしますと、親TA内で管理しているチャネル番号がINS回線側のものと異なる場合があります。
その場合は「再開」できず、「通信中機器移動」は利用できなくなりますので、「中断」状態では絶対に親TAの電源をオフしないでください。
(3)パケット通信PVCモードはご利用できません。
(4)高機能S点ユニットに収容したターミナルアダプタで「i・ナンバー」を使用する場合、TA間でのグループ間内線通話、グループ間内線転送はご利用になれません。これらの機能をご利用になる場合には「 i・ナンバー」ではなく、ダイヤルインサービスをご利用ください。(IT75/IT60シリーズ、IT60Lシリーズ、ITX80/ITX70シリーズは除く)
| ホームネットワークモードをご使用になる際の注意事項 | |
(1)親TAのアナログポート2本をお使いの場合の制限事項
親TAでは2個のアナログポートを使用中の場合、残り1つのアナログポートはお使いになれません。
| 親TAの状態 | 外線着信 | 子TAから親TAへの内線着信 |
| 外線通話2 | 応答できません | 子TAがビジートーンとなります。 |
| 外線通話1+内線通話1 | 応答できません | 子TAがビジートーンとなります。 |
| 内線通話2 | 応答できません | 子TAがビジートーンとなります。 |
子TA同士の内線通話をしていても、親TAの通信は可能です。
上記親TAの状態時に子TAから親TAに発信すると、ビジートーンが聞こえます。
(2)チャネル表示に関する制限事項
親TA通信チャネルと子TAで表示される通信チャネルが異なることがあります。
これはINS回線の通信チャネルと高機能S点ユニットによって接続されている子TA側の通信チャネルの管理方法が異なるためにおこる現象です。
しかし実際の通信に関しては問題なく動作いたします。
(3)通信中機器移動時の制限事項
子TAが「通信中機器移動」機能を実装している場合、「通信中機器移動」を起動して「中断」状態に親TAの電源をオフ、オンしますと、親TA内で管理しているチャネル番号がINS回線側のものと異なる場合があります。
その場合は「再開」できず、「通信中機器移動」は利用できなくなりますので、「中断」状態では絶対に親TAの電源をオフしないでください。
(4)NTTコールウェイティング時の制限事項
親TA/子TAともに以下の制限があります。
(5)疑似コールウェイティング時の制限事項
親TAでは以下の制限があります。
(6)三者通話時の制限事項
親TA/子TAともに以下の制限があります。
(7)疑似三者通話時の制限事項
親TAでは以下の制限があります。
(8)通信中転送時の制限事項
親TA/子TAともに以下の制限があります。
(9)TAのダイヤルイン設定
ホームネットワークモードでのグループ呼び出しは、ダイヤルイン動作と同等の動作をするため、TAの各ポート(アナログポート、データポート等)にダイヤルインの設定をしている場合、グループ呼び出しをしても設定されたダイヤルイン番号と異なる電話番号を使用したグループ呼び出しでは、特定のポートの呼び出しができなくなります。
ダイヤルインとホームネットワークモードの両方の機能を併用する場合には、各ポートの自己アドレス/自己サブアドレスおよびグループ番号への電話番号登録等の設定内容をよくご確認の上ご利用ください。
(10)親TAのINS回線がはずれている時の制限事項
親TAのINS回線ケーブルががはずれている場合、子TAは使用できません。
(11)スティルスコールバックの使用制限事項
(12)パケット通信PVCモードはご利用できません。
| 「らくらくバージョンアップ」をご使用時の注意事項 | |
「らくらくバージョンアップ」をお使いになって、「高機能S点ユニット対応ファームウェア」のダウンロードを完了し、「らくらくバージョンアップ」を終了した直後は「スルーモード」になっております。一度親TAの電源をOFF/ONして高機能S点ユニットの再起動を行い、「ホームネットワークモード」にしてからお使い頂くようお願いいたします。
| ホームネットワークモード時の動作組み合わせ表 | |
親TAの動作状況別の動作可否を以下に示します。
| 親TAの状態 | 親TA内の ポート間通信 |
親TA-子TA間 の内線通話 |
子TA間の 内線通話 |
子TAからの 外線発信 |
| 外線通話×2本通話中 | △(※5) | × | ○ | × |
| 外線通話×1本通話中 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 外線通話×1本+内線通話1本通話中 | △(※5) | × | × | ○ |
| 内線通話×1本通話中 | ○ | ○ | × | ○ |
| 内線通話×2本通話中 | △(※5) | × | × | × |
| 2B(マルチリンク)データ通信中 | ○ | ○ | ○ | × |
| 1Bデータ通信中 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 1Bデータ通信+外線通話×1本通話中 | ○ | ○ | ○ | × |
| 子TAが外線通話×1本通話中(※3) | ○ | ○ | × | ○ |
| 子TAが外線通話×2本通話中(※4) | ○ | × | × | × |
| (※1) | 通話:アナログポートを使用して通信を行なっている状態をあらわします。 |
| (※2) | データ通信:データポートを用いた通信を行なっている状態をあらわします。 |
| (※3) | 親TAではアナログポートもデータポートも使用していない状態で、 子TAがINS回線を一回線分使用している状況(電話またはデータ通信)をあらわします。 |
| (※4) | 親TAではアナログポートもデータポートも使用していない状態で、 子TAがINS回線を二回線分使用している状況(電話またはデータ通信)をあらわします。 |
| (※5) | 親TA内のポート間転送は可能です。 |
子TA間で内線通話中の動作については以下のとおりとなります。
| 親TAからの外線発信 | ○ |
| 親TAのポート間通話 | ○ |
| 親TA-子TA間の内線通話 | × |
| 子TA間の内線通話 | × |
| 子TAからの外線発信 | × |
| ホームネットワーク利用上のご注意 | |
| 内線呼出し番号のセパレータについて | |
セパレータ「*」(アスタリスク)は、Atermシリーズで使用しているものです。
他のターミナルアダプタに接続している電話機から発信する場合は、
ターミナルアダプタ本体の取扱説明書をお読みになり、対応しているセパレータを使用してください。
| 外線からの着信についてのご注意 | |
Atermシリーズでは、サブアドレスを設定したときもサブアドレスのつかない着信に応答します。
このため、サブアドレスの無い外からの着信や、サブアドレスの無いグループ番号のみの着信でも、
一斉呼び出しを行なうことができます。
このとき、Atermの設定は、「サブアドレス無し着信」に対して「応答する」と設定してください。
お使いのターミナルアダプタによっては、
サブアドレスを設定するとサブアドレスの無い着信を受け付けないことがあります。
この場合、サブアドレスを指定できない外線からの着信やグループ番号による呼び出しができなくなりますので、
サブアドレスを指定しての個別の呼び出しをしないでください。
| サブアドレスの設定についてのご注意 | |
Atermでは、自己サブアドレスとして1〜19桁の数字を用いることが可能です。
他のターミナルアダプタにサブアドレスを設定する場合には、
ターミナルアダプタ本体の取扱説明書をご覧いただき、設定できる桁数をご確認ください。
| 子TAとしてAtermワイヤレスTAを利用する際のご注意 | |
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高機能S点ユニットの配下に子TAとしてワイヤレスTAを接続し、 親TAのアナログポートとワイヤレスTAに内線子機収容されたPHSの間の内線通信の際、 下記のような注意点があります。 左のような構成で、子TAであるワイヤレスTAに内線子機登録しているPHSから、
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