本現象は以下のバージョンでは対応済みです。

• IT65らくらくユーティリティVer5.03以降
• IW60らくらくユーティリティVer1.03以降
• IT50らくらくユーティリティVer1.03以降

これ以前のバージョンをご使用の方は、各ユーティリティのダウンロードコーナーから、サービスパック２をダウンロードして、バージョンアップを行ってください。

概要

PC98-NXシリーズ（VALUESTAR NXなど）では、らくらくウィザードを使用すると、タイムアウトが発生することがあります。
また、モデム情報を組み込む際、コントロールパネルの「モデム」アイコンが表示されないことがあります。
このページではその対処方法を記述しています。

内容

PC98-NXシリーズには、誤操作による設定の変更からお客様のパソコンを守るための仕組みとして、「CyberTrio-NX（サイバートリオ・エヌエックス）」が入っています。
「CyberTrio-NX」は、Windows95の利用環境を、利用するレベルに合わせて「ベーシックモード」、「キッズモード」、「アドバンスモード」を切り替えることができます。

• VALUESTAR NX
• Lavie NX

では、出荷時の状態が「ベーシックモード」となっており、システムに影響を与える機能を制限するため、モデム情報を組み込むことができないようになっています。
このため、らくらくウィザードを使用し、インターネットの設定をすると自動的にモデム情報を組み込むため、タイムアウトとなることがあります。また、手動でモデム情報を組み込もうとした際にも、コントロールパネルの「モデム」アイコンが表示されないため、組み込むことができません。

【モードの見分け方】
タスクバー右隅に表示されているインジケータの色がモードに応じて変わります。

キッズモード	緑色	※「VALUESTAR NX」「Lavie NX」以外の機種では、 工場出荷時の状態は「アドバンストモード」となっていますが、 システム管理者等により意図的にそれ以外のモードに設定されている場合もあります。 この場合は、システム管理者に相談してしかるべき対応を取ってください。
ベーシックモード	黄色
アドバンスモード	赤色

対処方法

PC98-NXシリーズのCyberTrio-NXの設定を、モデム情報が組み込める「アドバンスモード」に変更します。

1. モード変更を行う前に、他の起動中のアプリケーションを必ず終了させます。また、編集中の必要なデータなどは保存します。
2. 「スタート」→「プログラム」→「CyberTrio-NX」→「Go To アドバンスドモード」をクリックします。
3. 「アドバンスモード」で、らくらくウィザードを使用したり、手動によるモデムの組込みによりAtermを追加します。

【注意】
上記操作でモードを変更した場合、パソコンを再起動すると、元のモードに戻ります。
起動時のモードの設定を変更するには、「スタート」→「プログラム」→「CyberTrio-NX」→「CyberTrio-NXセットアップ」をクリックして、モードを設定してください。
詳しくは、添付マニュアル「リファレンス」の「利用レベルのモード変更（CyberTrio-NX）」をご覧ください。

（ランチ-NXでのモード変更の場合）
「ユーティリティ」→「CyberTrio-NX(利用者モード)」→「CyberTrio-NX(利用者モード)」→「アドバンスドモード」をクリック。 詳しくは、添付マニュアル「リファレンス」の「利用レベルのモード変更（CyberTrio-NX）」をご覧ください。