パケットフィルタの設定例
ここでは下の図を例にして、パケットフィルタ設定について 説明します。

■外部の特定の端末から本商品のtelnetポ−トへの アクセスを防止する場合
ネットワーク構成例
 
WAN側/LAN側 WAN側にチェックします。
エントリ番号 設定したいエントリ番号を選びます。
フィルタ種別 拒否
送信元IPアドレス 100.100.20.1(アクセスを防止したい端末のグローバルIPアドレス) (1)
※外部のすべてからのアクセスを拒否したい場合は*(アスタリスク)
宛先IPアドレス 10.10.10.1/255.255.255.255、もしくは localhost/255.255.255.255 (2)
※固定IPサービス利用時以外は、「localhost/255.255.255.255」 にした方が良い
プロトコル種別 TCP
送信元ポート *
宛先ポート 23 もしくは telnet
方向 順方向

■設定手順
1. 本商品の「クイック設定Web」を開く
2. 「詳細設定」-「パケットフィルタ設定」をクリックする
3. 下記のように設定する
画面例

「送信元ポート」と「宛先ポート」には、 パケットを拒否したいポート番号やサービス名を入力してください。 (この例での「宛先ポート」の設定は、ニーモニック設定です。)
4. [編集]をクリックする
5. [フィルタエントリ]の[最新状態に更新]をクリックする
6. 編集したフィルタエントリの「エントリ番号(50)」の WAN側チェックボックスをチェックする
7. [適用]をクリックする
8. [登録]をクリックし、本商品を再起動する

■外部の特定端末からのアクセスによる本商品から外部への
 NetBIOS等による意図しない情報漏洩を防止する場合
ネットワーク構成例
 
WAN側/LAN側 WAN側にチェックします。
エントリ番号 設定したいエントリ番号を選びます。
フィルタ種別 拒否
送信元IPアドレス 100.100.20.1(アクセスを防止したい端末のグローバルIPアドレス) (1),(3)
※外部のすべてからのアクセスを拒否したい場合は*(アスタリスク)
宛先IPアドレス 10.10.10.1/255.255.255.255、もしくは localhost/255.255.255.255 (2),(4)
※固定IPサービス利用時以外は、「localhost/255.255.255.255」 にした方が良い
プロトコル種別 TCP
送信元ポート *
宛先ポート netbios
方向 両方向

■設定手順
1. 本商品の「クイック設定Web」を開く
2. 「詳細設定」-「パケットフィルタ設定」をクリックする
3. 下記のように設定する
画面例

「送信元ポート」と「宛先ポート」には、パケットを拒否したい ポート番号やサービス名を入力してください。 (この例での「宛先ポート」の設定は、ニーモニック設定です。)
4. [編集]をクリックする
5. [フィルタエントリ]の[最新状態に更新]をクリックする
6. 編集したフィルタエントリの「エントリ番号(50)」のWAN側チェック ボックスをチェックする
7. [適用]をクリックする
8. [登録]をクリックし、本商品を再起動する
 
<補足事項>  −パケットの方向について−
  • 上記の設定を例にして、パケットの方向を変えるとどのような 動きになるのかを示します。
    ネットワーク構成例
順方向((1) (2)へ向かう方向)
エントリ番号 50
フィルタ種別 拒否
送信元アドレス 100.100.20.1(アクセスを防止したい端末のグローバルIPアドレス) (1)
宛先IPアドレス 10.10.10.1もしくはlocalhost (2)
プロトコル種別 TCP
送信元ポート *
宛先ポート 137-139
方向 順方向
逆方向((4) (3)へ向かう方向)
エントリ番号 50
フィルタ種別 拒否
送信元アドレス 100.100.20.1 (アクセスを防止したい端末のグローバルIPアドレス) (3)
宛先IPアドレス 10.10.10.1もしくはlocalhost (4)
プロトコル種別 TCP
送信元ポート *
宛先ポート 137-139
方向 逆方向

【フィルタエントリの適用順】

A.エントリ番号1〜50の”拒否”条件
拒否の中では、エントリ番号が若いほど、 フィルタリングの優先順位が高くなります。)
B.エントリ番号1〜50の”通過”条件
通過の中では、エントリ番号が若いほど、 フィルタリングの優先順位が高くなります。)
優先順位 [低い] A < B [高い]
(あるパケットに対し、拒否通過の両方が指定されている場合、通過の条件が優先されます。)
 
※ ポートマッピングとパケットフィルタを組み合わせた設定については こちら をご覧ください。

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