WG1800HP(KC)の使い方

本商品は、IEEE802.11ac、IEEE802.11n、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11bに対応したイーサネットコンバータタイプの無線LAN端末(子機)です。同じ無線LAN規格に対応した無線LANアクセスポイント(親機)と、離れたところから無線LAN通信することができます。

WG1800HP(KC)の無線LAN接続を行う場合や、設定内容を変更する場合にご覧ください。

■WG1800HP(KC)とパソコンを接続する

1.
LANケーブルでWG1800HP(KC)のLANポートとパソコンのLANポートを接続する

■WG1800HP(KC)のDHCPサーバ機能を起動する

1.
WG1800HP(KC)のRT/BR/CNVモード切替えスイッチがCNV側になっていることを確認する
2.
WG1800HP(KC)からACアダプタのプラグをいったん外し、約10秒待つ
3.
WG1800HP(KC)のらくらくスタートボタンを押しながら、ACアダプタのプラグを接続し、CONVERTERランプが緑点滅したら、らくらくスタートボタンを放す

無線LANアクセスポイント(親機)との無線LAN接続はいったん切断されます。
WG1800HP(KC)のDHCPサーバが起動します。

■「クイック設定Web」を起動する

4.
パソコンなどを起動する

※WG1800HP(KC)に接続したパソコンから設定を行うには、パソコンのIPアドレスの設定が必要です。

Windows 8.1/8/7 およびWindows Vista の場合

Mac OS の場合

5.
WWWブラウザを起動し、WG1800HP(KC)のIPアドレスを入力し、設定画面を開く(工場出荷時は192.168.1.245です)
例:http://192.168.1.245/
6.
画面にしたがって「管理者パスワードの初期設定」を行う

※この画面は管理者パスワードが未設定の場合に表示されます。

このパスワードは、本商品の「クイック設定Web」を開く度に必要になります。忘れないように控えておきましょう。

画面例

7.
「ユーザー名」(上段)に「admin」(半角小文字)を、「パスワード」(下段)に手順6.で入力した「管理者パスワード」を入力し、[OK]をクリックする

※「クイック設定Web」を2回目以降に起動する場合はこの画面が表示されます。

画面例

8.
「クイック設定Web」が表示されます。

■「クイック設定Web」で無線LAN接続する

1.
「基本設定」を選択する

画面例

2.
「ネットワーク名(SSID)」に無線LANネットワーク内で使用するネットワーク名(SSID)を入力する

※使用する無線LANアクセスポイント(親機)のネットワーク名(SSID)を確認しておいてください。

画面例

※無線LANアクセスポイント(親機)としてAtermシリーズを使う場合、工場出荷時のネットワーク名(SSID) は、無線LANアクセスポイント(親機)のラベルに記載されています。
ただし、記載がない場合は「WARPSTAR-XXXXXX」(XXXXXXは無線LANアクセスポイント(親機)に記載されているMACアドレスの下6桁)です。

※[アクセスポイント検索]をクリックして[アクセスポイント検索]画面を表示してネットワーク名(SSID)を選択することもできます。

3.
無線LANアクセスポイント(親機)の暗号化設定に合わせて暗号化の設定を行う
無線LANアクセスポイント(親機)に暗号化の設定を行っていない場合は、「暗号化モード」で「暗号化無効」を選択し、手順4に進みます。

■暗号化モードでTKIPまたはAESを使用する場合

画面例

(1)
「暗号化モード」で「TKIP」または「AES」を選択します。

※「WPA-PSK(TKIP)」、「WPA2-PSK(TKIP)」を選択した場合、IEEE802.11ac通信、IEEE802.11n通信はご利用になれません。

  • WPA/WPA2-PSK(TKIP)
  • WPA/WPA2-PSK(AES)
  • WPA2-PSK(TKIP)
  • WPA2-PSK(AES)
  • WPA-PSK(TKIP)
  • WPA-PSK(AES)
(2)
「指定方法」を選択します。
(3)
暗号化キーを入力します。

※暗号化キーに使用できる文字は以下のとおりです。

8~63桁の場合:英数記号(0~9、a~z、A~Z、下表の記号)

記号表

※「」(クエスチョンマーク)は無線LANアクセスポイント(親機)によっては、使用できない場合があります。(無線LANアクセスポイント(親機)がWR9500N(KP)の場合は使用できません)

※「」(バックスラッシュ)はパソコンによっては、「」と表示されます。

64桁の場合:16進数(0~9、a~f、A~F)
4.
[設定]をクリックする。
5.
[OK]をクリックする
6.
[保存]をクリックする。
設定内容を書き込みます。
7.
「メンテナンス」-「再起動」を選択する
8.
[再起動]をクリックする
9.
[OK]をクリックする
10.
WG1800HP(KC)のACTIVEランプが緑点灯することを確認する
無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN通信が確立すると、2.4GHzランプまたは5GHzランプが点灯または点滅します。

設定が終わったら必要に応じて、パソコンのIPアドレスをお使いのネットワーク環境(ルータなど)に合わせて戻してください。

<お知らせ>

  • 無線LANアクセスポイント(親機)でMACアドレスによる接続制限(MACアドレスフィルタリング機能)を行う場合、WG1800HP(KC)の無線クライアントモードによって次のように設定してください。

※WG1800HP(KC)の中継機能が有効になっている場合は、MACアドレスによる接続制限は使用できません。

<無線クライアントモードが拡張モードまたは標準モードの場合>
WG1800HP(KC)のラベルに記載されている無線LANのMACアドレスを登録することで接続する他の無線LAN端末(子機)を制限できます。

<無線クライアントモードがMACクローンモードの場合>
WG1800HP(KC)のラベルに記載されている無線LANのMACアドレスとWG1800HP(KC)に接続しているパソコンなどの端末のMACアドレスも登録してください。また、WG1800HP(KC)に接続する端末が複数台ある場合は、すべての端末のMACアドレスを登録してください。

→WG1800HP(KC)では接続されている複数の端末のうち、最初にアクセスのあった端末のMACアドレスを記憶し、他の端末からのアクセス時はMACアドレスを最初の端末のものに変換します。
このため、無線LANアクセスポイント(親機)のMACアドレスフィルタに未登録の端末が最初にアクセスすると、WG1800HP(KC)のACTIVEランプが消灯し、WG1800HP(KC)に接続しているすべての端末が無線LAN接続できなくなります。(WG1800HP(KC)の電源を入れたときにMACアドレスを登録された端末が接続されていない場合も、無線LAN接続できなくなります。)
なお、既にACTIVEランプが点灯しているWG1800HP(KC)に、MACアドレスが未登録の端末を接続した場合は通信が可能です。